Wednesday, May 16, 2012

5月15日:ムジンバに来てから一番忙しかった日


うおー!分刻みスケジュールで動いた!体を存分に使った!!!



今日は10キロ離れた活動先に初めて一人で行きました。これまでは、配属先の方のTransportationにお世話になっていたけど、遂に独り立ちです!!本当は木曜日に同僚と行く予定だったけど、その前に片道10キロ走行が可能か試してみたくて、練習がてら行ってきました。

ランチをそのグループで食べたあとは、即行オフィスに戻りました。そして、打ち合わせでムジンバにくる予定の同期を待ち構える。その後、職場から近いGemstone(パワーストーン)の加工場に一緒に行きました。





☆チャリ通勤☆

滅茶苦茶しんどかった!!!!往路はほぼ8割が上り坂。そして、標高差により、とっても呼吸が苦しい。日本でだったらちょっと息が切れる程度だろうなって勾配でも、こちらでは自転車を降りたら、単にゼーハー言うだけでなく、呼吸が苦し過ぎて吐き気が・・・。

看護師の同期曰く、酸欠の症状だそうな。

気温はグングン上がり、体温もそれに伴って上昇。日焼け止めが落ち、流れゆく汗でつけ睫毛も外れ始め、もう、私、ドロドロでした()もちろん、きれいな高原の風景を楽しむ余裕は全然なかったわー。

地元ネタになるけど、たまに青森のジャスコで山田高校のマラソン特待生のケニアとかの学生がウロチョロしているのを思い出した。高地にいたら確実に心肺機能は強くなるよ!!

ちなみに、わがムジンバの標高は1460メートルです。高度が測れる時計を持っている先輩隊員さんから教えてもらいました。

往路の45分は地獄絵図だったけど、復路はその分下り坂なので楽々30分で家につきました。

めちゃ硬かったサドルにも、同期の助言でクッションを敷き、どうにか乗り切れたけど。筋力、持久力共に全然足りないので、これから週に2回の通勤で段々慣れればいいなぁ。そして、首都や大都市で食べたいものをたくさん食べたあとに貯まった体脂肪チャンが落ちることを願います!

たくさん食べて、たくさん動く!これ、大事ね!!



☆仕事☆

マラウィの伝統的な布、チテンジでハンドバッグやブックカバーを作っているグループを訪問。今月末マラウィ第二の大都市で行われるTrade Fairに出品すべく、数名のメンバーが、出来上がった商品のラッピングに勤しんでいました。

一方で別の棟では、市街地のお役所からエイズの専門家のお役人さんを呼んで、ワークショップを行なっていました。お題は、エイズ陽性者に対する「Community Based Home Care」すなわち、「在宅介護」についてです。講義は現地語で行われたから殆どわからないんだけど、英語の資料があったので、読んでみました。衰弱した人の入浴介助の方法(性器を洗うときは優しくとか、濡れたままにしないで早く体を拭く、など)と、コミュニティのそれぞれの種類の人たち(お役所、民族の長、親戚など)がどんな役割を果たせるかってのが書いてありました。参加者は、講師2名を合わせて全部で26名。私の訪問しているグループのメンバーばかりです。国民の10%以上が陽性っていうマラウィではよくありがちですが、講師含め、参加者のほとんどがHIV陽性とのこと。

ぱっと見は、私たちと何も変わらない健常者に見える。けど、いつ発症するかわからない爆弾を体に抱えて日々を過ごす彼らの胸中には、私が想像できない思いが詰まっているんだろうな。カメルーンにいた時から、陽性の方に会うと、いっつも切なくなります。

参加者は、お昼休みご飯を食べたあと早々とお部屋に戻って、講師が書いた内容を滅茶苦茶一生懸命写し取っています。その様子で、エイズが彼らの中で大きい問題なんだと改めて感じさせられましたが、実情は全然わからない。エイズとマラウィ人の関係、関わり方、もっと知りたいな。

1時間ほどワークショップを眺めた後、グループリーダーのLさんとTrade Fairの打ち合わせ、最近起こった出来事、これからの予定などを話しました。細かすぎるので、内容は割愛。ただ、彼女を見るといつも思い出す、母方の祖父の言葉。「一生懸命生きている人間は、ふとある時を境に、良いオーラが出てくるものだよ。それは、ほかの人たちとは全然違う威厳なんだよ」と。彼女にはそれがあります。周りを引っ張っていこうという意気込みと行動の素早さが他のマラウィ人と全然違う。受身では絶対に終わらない。

イギリスに30年間以上住んでいたことも少なからず影響していると思うけど。彼女の周囲のために一生懸命動く姿は、周囲の流れに流されてのほほんとしているのが大好きな私には良い刺激です。この2年間彼女の姿をしっかり眼に焼き付けて日本に戻ろうと思っています。





☆同期との再会☆

先月バイクの免許を取りに首都に上がったときに会ってるから全然久しぶりではないのだけど・・・同期の短期ボランティアの隊員が我ムジンバにやってきました!病院でTOYOTAの5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ、が大事ですよっていう)を広める活動をしている看護師の彼女。医療系隊員の打ち合わせがあるとのこと。妙にサバサバしているお姉さんです。過去理数科教師隊員としてガーナに2年間派遣されていました。その分、JICAに対する分析がするどく、アドバイスをもらうことが多々あり。そして、材料が少ないアフリカで、日本食を軽々とうまく作ってしまう!彼女に学ぶこと、多し!
7月上旬に帰国してしまうので、ムジンバに来るのはこれで最後。というわけで、ムジンバを案内することになりました。もちろん、案内するのはパワーストーンの加工場。いろんな種類のパワーストーンが採れるし、国から350万円もの加工機械を貰ったのに、全然活かすことが出来ていない。所謂、宝の持ち腐れというか、「ハコモノ援助」の行く末を如実に語っている場所です。先日同期のさくちゃんと行った際に、スタッフから「次回は機械を使って石を切るところを見せてあげるよ」と言われたので、お邪魔しちゃいました。

相変わらず「せっかくの資源が持ち腐れてもったいない」という感は拭えない。でも、沢山のパワーストーンちゃん達に囲まれて、私はテンションが浮き足立ってしまいました。





ほんと、今日は朝から夕方までやることがたくさんあってバタバタしました。でも、暇な時間をダラダラ過ごすより全然楽しい!やっぱり、私、体を動かして立ち回るのが好きなんだな~☆

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