Saturday, April 27, 2013

おめでとう、そして、さようなら!!

先日大変めでたいことがありました。
我が家の母屋に、家主のおばちゃんと一緒に住んでいる彼女の甥っ子、Sくんがついにプー太郎脱出することになりました!いえぇ~~~い!!!!

今日まで23歳の彼は、村落開発(偶然にも私と同じ畑、わ~お)の短大を出たあと、職がなく、家主からの言伝やお使いをこなす、まさに文字通りの「家事手伝い」でした。

彼は、頭が良くて(自分の年齢を計算できないことを除いては)、行動がスマートで、親切で面倒見がいい!
私が困ったときは、いつも助けてくれます。だからとても仲良しさんです。
例えば、犬が酔って来た時に「チョカ(現地語であっち行け、の意)!!!」と本気で怒ってくれたり、家のフェンスが壊れたらすぐ直してくれたり、お手製バナナワインを一緒に作ってみたり、彼も私のオフィスがある方向に用事があるときは、仲良く一緒に出勤したり。

まさに、オー、マイブラザー!(現地語では、Balongosi yane)って感じ。
ちなみに、二人の間にラブは存在しません。兄弟愛です。
正式に、彼の恋人を紹介され、彼女さんからは誕生日おめでとうのカードをいただくような、さわやかな関係です。

そんなBalongosiに、素敵なニュースが!
韓国の某援助団体に就職が決まったとのこと♫

いやはや、テンション上がったぜよ!


彼が村落開発を学んだことを知って、私はその偶然がうれしかったのです。
だって、私の仕事がどんなものかを知ってて日常のおしゃべりが出来るから、とても楽だっていうのがあったし。
と、同時に、頭のいい彼が、家事手伝いとして、くすぶっている状況がとっても歯がゆかったのです。貴重な若い労働力が、持ち腐れ・・・もったいないなぁ、と!

時たま就職活動の手助けを、と思い、履歴書作成を私のパソコンでしてもらってました。
(わざわざ街にあるネットカフェのパソコンを使わないで済むから)
600km離れた大都市に面接に行ったものの、落ちて帰ってきた彼の姿も見ています。

これまで1年ちょっと、彼の頑張りと耐え忍ぶ姿を見てきたので、本当に嬉しい。

5月2日から勤務が開始するから、1日に首都に向けて彼は発ちます。
(孤児支援のお仕事らしい)
毎朝「おはよう」の挨拶をしていたのに、もう会えなくなるのはとっても寂しい・・・

うれしさと寂しさのサンドイッチ。


明日、彼の24歳の誕生日なので、就職祝いも兼ねて、チョコバナナケーキを焼きます!
Sくん、社会人デビュー、これから頑張れよ~!!!!!


成年識字教育、始動!!!

私の配属先、県庁のコミュニティ開発局では、今年3月から、成年識字教育のプログラムを担当することになりました。数年前まで、コミュニティ開発局で行われていたものが教育省の管轄になり、再度こちらに戻ってきました。

同僚いわく、「うちらがやってた頃の方が、パフォーマンスがよかったから、戻ってきたんだよ!」とのこと。真実を見つけるのがいつだって難しいマラウィですから、真偽のほどは定かではありませんが(笑)

すでに、教師を選考する面接があり、彼らを1週間の研修で「ザ・即席語学教師」に仕立て上げ、教科書を配布、という一連の準備の流れが終わりました。

しばらく前から、先生たちは、近隣の小学校で授業を始めました。私の仕事は、同僚とクラスを回って先生たちの抱える問題を共同して解決することです。でも、同僚がいろんな事情で最近飛び回ってるので、私はナプキンつくりをしながら、クラス訪問の機を伺っていたのです。


私の職場から歩いていける小学校で教えているAくん。同僚がいけなくても私一人で手始めにそこから行ってみようと思い、何でも電話をしてみようと試みるんだけど、携帯が壊れているらしく、全然連絡がつかず、イライラ・・・。手持ちぶさたな日々を送っていました。

そしてようやく、一昨日の木曜日に職場に行くと、幸運にもAくんが私のオフィスに遊びに来ていたのです。早速、その日の午後のクラスに同席させてもらうことになりました。彼、はりきっているらしく、「1時半にオフィスに迎えに来たあと2時からのクラスに一緒に行くんだから、遅れちゃダメだぞ!」っと私に念を押すくらいノリノリでした。

全ては1時半の待ち合わせのため、と用事を早々と切り上げ、オフィスに戻るも、案の定Aくんの姿は見えない。マラウィだとよくあることと思って待ち続けるも、なんだかむかついてきた。

自分からクラスに誘っておいてドタキャンするだなんて、失礼にも程がある。
そして、私(村落開発普及員という意味で)のこと、いらなくなったんだべか。
オフィスにいる同僚に「もうちょっと待ってみなさいよ」と言われ、1時間イライラ待ってたら、ついにAくんが登場。

「ごっめ~ん!君のこと忘れちゃってた!はは!学校に向かって歩いてる道で、やばい!って気づいて戻ってきたんだよ!」だって。

なんだか、アホ臭くて、腰の力が抜けました。
怒っても仕方がないので、「今度からこのような無礼極まり行為はしないでください」と伝え、二人で学校に向かいました。

道中で、Aくんの経歴を聞きました。
23歳。高校をでたあと、短大で、エイズの検査とカウンセリングを学んだとのこと。
某日本の団体で働いていましたが、金銭面で不正を犯し、クビになったと同じ任地に住む同期から聞いています。頭と人当たりはイイけど、ずる賢いタイプなのかもしれない。し記事教育のお仕事は一緒に頑張るけど、お金の話はくれぐれもしないように、適度な距離感をはかろうと思っています。

学校は、私のオフィスから1.5キロほどの小学校。ここに大人が集まって、月曜日から木曜日の2時から3時半まで授業を行います。私が行った時には6人の女性が。20代の方もいれば、60代と思しきおばあちゃんもいます。本当はもっと学生がいるはずだけれど、Aくん曰く「ほかのメンバーはトウモロコシを探しに出かけたから、出席率が低い」とのこと。トウモロコシ不作の影響、ここにも出てますね。


授業の内容について。
教科書の一章、人や職業の名前、についてやってました。
例えば・・・
1.家族~お父さん、お母さん、姉妹兄弟、赤ちゃん
2.街で見かける人~警察官、農業を営む人、教師、など。
これらの絵と英単語が教科書に書かれています。

学生は、すでに現地語の読み書きが出来るのはずなのですが、警察官を指差して、「Farmer!」と読み上げる人もいます。・・・何故?!!!

見てて面白かったのが、日本と同じで、生徒によって、やる気や能力が違うこと。
質問に積極的に答える若い20代の女性もいれば、
「あたしゃ目が悪くて黒板の板書がとれないのよ」とジェスチャーで問題を訴えるおばあちゃんがいたり。
見てて、ウププって笑えた。


この日の授業が無事に終わり、Aくんに今の時点で抱えている問題を聞くと、「まだ始まったばかりだから大丈夫」とのこと。しばらく週一回くらいの割合でこのクラスを訪問して、様子を見てみようと思います。

その間、私からできることを彼に提案してみました。
毎回学ぶテーマに沿って、紙芝居的に私が絵を書いて、英語で説明する。それをAくんが現地語に通訳をするってこと。

例えば、1章(人の名前や職業)については・・・
私の家族の絵を描く。
「これが父です。歯科医師をしていました。生きていれば、54歳です。たまに海で釣りをしていました」とか、説明を付ける。

そして、3章(食べ物)については・・・
稲作や、焼き魚、お箸とお椀の絵を書いて日本食文化の説明をする。

・・・とかね!

とりあえず、AくんからOKをもらったので、試してみます。
今後の展開が楽しみな、識字教育です☆

Monday, April 22, 2013

二度と会えない人たちがたくさんのマラウィ


マラウィでは、10月〜4月までが雨季。5月〜9月までが乾季。その中でも、7月、8月が冬で、910月が夏に当たる季節。冬といっても、夜になると10度くらいに気温が下がるだけで、日中はちゃんと暑い(多分30度を越している)。

 

今、一応は雨季に当たるけど、我が任地、今年は雨が、少ない少ない!マラウィでは雨が降り出す頃に畑を耕して、雨が降ったと思ったら畑に主食であるとうもろこしの種を植える。雨季には大体、一日に何回か雨が降る。ほいで、雨季が終わった頃にトウモロコシは収穫の時期を迎える、というのが毎年の流れ。

 

でも、今年はとても雨が少ない。去年も雨季を体験したけれど、圧倒的に雨の量が少ないし、今年の今頃は割と毎日雨が降っていたはず。一方で今年は、記憶の糸をたどると、雨まっさかりの2月でさえ、毎日雨が降っていたという記憶が薄い・・・。週末に遊びに来る予定の友人が、雨が降っていたら自転車で来れない、という心配事をほとんどしないで済んだから。

 

この気候のせいで、トウモロコシの育ちは、かわいそうなくらい。まだ大きくなっていないのに、カラカラに干からびてしまってトウモロコシさんたちが散見される。

小さいまま枯れてしまった量=本来食べられるはずだけど、食べられなくなってしまった量、に値することになる。

 

というわけで、今年のトウモロコシは、不作ってこと。

そして、来年は誰かが必ず飢えて死ぬってこと。

 

今の時期はまだいい。収穫されたばかりのとうもろこしを食べれば良いから。

でも、来年の収穫の時期が近づいたら、事態は切迫するはず。なぜなら、前年にとれたトウモロコシを食べ尽くしちゃって次の収穫までの食べ物に困るから。

 

先日、することがなくてオフィスに一人でいたら、私の同僚を訪ねて一人のお役人さん(オフィサーと私たちは呼ぶ)が遊びにきて、たくさんおしゃべりをしてくれた。

 

「来年は、間違いなく餓死する人が続出だろうね」とのこと。

 

実は、昨年もメイズが不作で、今年の今時期、食料が足りなくて、問題になっている。

ADD MARKという農協のような組織で、トウモロコシを販売しようものなら、ものすごい人だかりになるそうな。私も人の山を一度見たけど、ちょっとした群衆が「ワ~ワ~」言ってるのが聞こえた。その前日同じ場所で、群衆の中で卒倒した女性が連れていた子供が、人々に踏み潰されて亡くなったそうだ。みんな、トウモロコシのために我先にと必死だったらしい。

 

トウモロコシの輸出入をしているザンビア、モザンビークでは既にトウモロコシ不足がマラウィよりも一足先に問題になっているとのこと。

来年の今ごろ、どの国からトウモロコシを輸入すればいいのか。

そして、充分なトウモロコシ購入代が国によって工面されるかどうかすら、危ういらしい。

国際援助機関が誰かしら助けてくれるだろうが、「絶対援助をもらえる」と確実視するわけにもいかない。

 

なんとも心細い状況。

 

2001年には、大変な飢餓がマラウィを襲ったことを「風をつかまえた少年」という書籍で読んだ。オフィサーいわく、この年はバタバタ人が死んで、本当に大変だったらしい。

 

さすがに来年は、当時ほどひどい状況には陥らないだろうと彼は予想するけど・・・

 

「私の今いる知り合いの中の何人かは、来年の飢饉で亡くなるってこと?」と聞いてみると、

 

「うん、確実に誰かは亡くなると思うよ」と、自信満々な回答が返ってきた。

 

・・・誰だろう。うん、大体の目星はついている。

おそらく、活動先のおばちゃまたちの中から餓死者が出ると思う。

 

私のオフィスの同僚は、公務員ということで、政府からの配給が手に入りやすいし、市街地に住むし、現金収入があるので、まだどうにかなる。

私の家主は、ナイジェリアに住む娘さんご夫婦がめちゃくちゃなお金持ちで、仕送りには事欠かないから、おおかた大丈夫。

 

一方、活動先のおばちゃまたち(特に、辺鄙な村に住んでる方たち)は、不安だわ~。

まずもって、旦那さんが亡くなってたら、現金収入がないし、街に遠いとトウモロコシを得る手段が限られているし、HIV陽性だったら、栄養状態が悪くなると病状に響くし・・・。

 

あとさきのことを考えるのが不得手なマラウィ人。今はニコニコ平和に暮らしているけど、来年の今ごろ、大丈夫かな・・・。

 

我が任地、ムジンバでは雨がからっきしだけど、ほかの地域だとたくさん降ってるみたい。だから、困ったらほかの地域からトウモロコシを買えばいい話なのだけど・・・そんな理屈通りにことがうまく運ばないのがマラウィの常っていうのは、これまで学んできたこと。

 

一応、活動の最終日を迎えたら、活動のグループメンバーに固い握手を交わして別れを告げよう。数年後フラッとマラウィを訪れても、もう二度と会えない人たちが確実にいるんだから。

 

人の死に最近慣れてきて、人が亡くなることに対して感じる精神的衝撃が、毎回毎回少なくなってる自分がいる。これって、悲しいし、なんだか寂しい鈍感力よね・・・。

場所は変われど、やってることは同じ!

今日は、すでにナプキン作りをマスターしたイスラム系のグループに訪問。
本当は、販売に動き出した彼女たちの商売が如何様に進んでるか、モニタリングをしないといけないんだけど、通訳をしてくれる同僚が、お葬式やら僻地にトタン屋根や文房具などを届けに行く用事があり、行けていません。

このまま何もしないのは時間がもったいないので、自分ひとりでできることを考えました。
うん、あったあった♫

前に母方の祖母が送ってくれた、八戸にある布ナプキンの記事。
切り抜きを持って行って、そのお店をマラウィで紹介してみるっていう案☆彡

お店のURLは、こ・ち・ら♫
http://petite-la-deux.petit.cc/

どうやらこのお店、手作り布ナプキンを販売するだけでなく、女性の健康相談を兼ねた「HAPPY会」というのを企画したらしい。デリケートな問題を女性だけで気軽に話せる空間って大事だよね。

ナプキンの手縫い、販売、女性が集まっての集会。
やってることは、八戸の女性もマラウィの女性も一緒。


というわけで、
1.八戸で作られてるかわいいナプキンの紹介
2.市販のナプキンにはないメリット(ケミカルを一切使わない、使うと生理痛が軽くなる人もいる、、生理周期が定期的になる、など)
3.普段抱えている心配事や問題をシェアして話し合える空間の大切さ

を語ってきました。


午前中にオフィスにいき、言いたいことを英語から現地語に訳してもらいました。
御年50歳で、うちのオフィスで一番偉いパパ、M氏しかいなかったから彼に頼むしかなかったっていう(^_^;)ちょっと恥ずかしい!きゃは(*´ω`*)

午後2時にグループを訪問し、恒例の挨拶。
「お元気ですか?」と聞かれたので、
「月経による流血と生理痛で元気がありません」と挨拶を投げ返すと、ドっと笑いが吹き出る。


さてさて、本題へ。
上司のおじさまに訳してもらった内容を一方的に私がそれを読み上げるという形。
・・・だって、彼女たち英語ほとんど話せないんですもの。
ひと段落を読み上げることに「お~おお~」という声と拍手が飛び交うけど・・・
こんなんでいいのかなぁ。。。意見の交換という行為は、皆無なのです。
一応私の拙い現地語で「質問はありますか?」と聞いてはみるものの、「ないよ~」とのこと。
ほんとなのかしら・・・「ナプキンきれいね~」と言ってくれるおばちゃん、何人もいたけど、通訳の同僚がいないと、とっても不安です(>_<)

今日もひと仕事終えたと思って、「ばいばいきーん」の挨拶をしたら、引き止められ、ちょっと嬉しい展開に。
いきなりおばちゃまたちが歌を歌いはじました。どうやら、「ナプキン売るのがんばるぞ~、いえ~い」という内容の歌で、私の隣にいた女性が踊り始めました。
私も手拍子でなんとなくハミングしてたら、一回目の歌の合唱が終わり、2回目がスタート。
今度は私も踊らされました(^_^;)わたし、 アフリカの女性の腰の振り方、わからないから、とても恥ずかしかった・・・。

わたし、妙にいびつな動きをしていたかもしれないけど、おばちゃんたちには関係ない。
その場の雰囲気は盛況でした(笑)
きっと、彼女たちの私を歓迎する気持ちの表れなんだよね、これって。
女性たちが喜んでくれてすごく嬉しい!という気持ちと、同僚と一緒に動けなくて質の充分な仕事ができないっていうジレンマの板挟み、そんな4月22日の昼下がり。


新聞記事を送ってくれたおばあちゃま、ありがとう~!(((o(*゚▽゚*)o)))