Friday, May 4, 2012

今日の活動

今日は、私の住むムジンバから10キロ離れたKazombaという村にある活動先に上司のShabaさんと行ってきました。
メインの目的としては、
1.今月末マラウィ最大の商業都市ブランタイヤで行われるトレードフェアに出品する商品の確認
2.JICA隊員連絡所で売った商品の売上を渡すこと(2800Kwacha、およそ1400円)
3.Group Savingの状況モニタリング
が挙げられます。

トレードフェアでは、マラウィの特産品を売るみたいで、かなりの稼ぎどきです。顧客は外国のお金持ちさんたちです。20人くらいの女性中心のこのグループは一生懸命この機会に向けて、チテンジ(マラウィの独特な布)でバッグやブックカバー、お花のブローチを作りました。商品の出来を見て、出来の悪いものは出品リストから外すという本気ぶりです。

私は、商品の価格設定のアイデアを提供しました。原価、これまでの価格、需要の程度などを鑑みて折り合いをつける、云々。。。

来週火曜日にJICAの自転車が届いたあと、週に2回ほど火曜予定ですが、今日は3週間ぶりにお邪魔しました。仕事面ではそこそこ実りがある日だったかもしれないけど、ちょっと自己嫌悪。
彼らは私が来る日を待ちわびていたのに、私、自分に余裕がなくて、細かな気遣いができなかった。

帰宅する頃自宅に犬がいないかとか、来週自転車が来たあと片道10キロをなるべく犬に遭遇せずにここまでこれるか、首都のリロングウェよりも遠いブランタイヤに初めて行くから緊張する・・・などなど、無駄な心配を神経質なほどにしてたの。

久しぶりに会う彼らに、心からのスマイルで挨拶できない自分がいました。
外面はいくらでも良く出来るけど、どこか上辺だけの立ち振る舞いって無意識化で伝わっちゃうよね。
彼らが一生懸命作った商品に対して、「綺麗だね」って第一声で発せなかった自分がいました。
なんで、このシンプルな言葉が出てこなかったのか、バカバカ。

一番大きな心配事は、基本的にあ9割のワンコたちは人間のパートナーとして仲良く共存しています。だから、そんなに心配しなくていい心配事なのに、やっぱり28年間苦手なものはそう簡単に拭えなくて、基本的にいつも犬のことが頭の片隅にあります。犬の問題が解決すればハッピーハッピーなのに・・・という問題ではなく、小さな問題に臆病になって気にしすぎる自分の短所が相変わらずだなって思い知らされたことで凹みました。

そして、二つ目の懸念事項は、チテンジ製品の行く末です。現在顧客の多くは外国人(JICA絡みの日本人がかなりな割合のようだ)で、特に販路の点では協力隊員とJICAのサポートがあって成り立ってると言っても過言ではありません。私としては、彼らと私たちの共通の目標である「本当の意味での自立=Self Sustainability」から今はとても遠い状態。それなのに、外国人がメインのトレードフェアでの販売を手伝っている自分、一瞬訳が分からなくなることがあります。
前任者が残していってくれたものから今後の方向を模索していこうと考えているので、今やってることは全然間違ってはいないんだけど、慣れないことばかりでいっぱいいっぱいになってしまった。長期的な視点と思考がストップしてしまったのですね(^^ゞ

グループを統率するリーダーの女性のカッコよさと積極性、グループの連帯感、彼らへの質問タイムの時に的確なアドバイスをくれる同僚、本来私の仕事かと思っていた分野の手助けをしてくれるアメリカ人のおじさま。彼らのいいところや私への恩恵を充分に噛み締められる視界の広さが欲しい。

きっとこの短所は、マラウィにいたって、日本にいたって同じこと。
自分中心の軸からもっと離れた成熟した大人にならないとなと改めて思いました。



・・・と、ふがいない自分への愚痴だけでは悲しすぎる日記になるので、一応今日のポジティブな学びを書き記しておきます。

✩このグループのGroup Savingのおもしろいところ✩
週に一回のミーティングに遅刻してきた人へのペナルティがあります!時間に滅茶苦茶ルーズなマラウィ人にしては珍しい!(笑)どんだけ機能してるのかわからないルールだけど(゜∀。)
ちょっとかわいいとこあるじゃん(*´∀`*)っていう(笑)

やむを得ない理由がある人は20Kwacha(10円)、なんとなく遅れちゃった人は50kwacha払います。毎週木曜日行われる少額貯金の集金では50kwacha皆が拠出するので、そこそこ大きな額かもしれません。
※ちなみに、法律で定められている最低時給は30.67Kwacha(15円)です。

ペナルティでたまったお金は、バッグ作りの際に使う針や、訪問者の食べ物代などの雑費になります。また、メンバーが病気になったり家族をなくして所得が減ったメンバーへの援助として使用されます。

ただ、どういったケースにいくら援助するのかって話が全然決められないまま、なんとなくな流れと雰囲気で毎回拠出金額が決められてるそうで、今日の集まりで不平が出てきました。


私が本件の解決をお手伝いすることになりました。これって、グループ内の人間関係や慣習がとっても関わってくるよね!?ちょっと面白そ~!色々見えてきそ~(#^.^#)ちょっと楽しみな活動だわ♫

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