Friday, February 15, 2013

かわいいTumbka語

2月11日から2月13日まで、現地語の研修がありました。
マラウィに来たばかりの時(ちょうど去年の今ごろ)、10日間の授業がありました。
たった10日間ですから、挨拶くらいしかできません。そんな中、配属先にポイッと投げられた私たち。

同僚(オフィスにいる人たち、という意味)は皆英語ができる方たちだからいいけど、いざ活動先にいくとなると、村のアマイ(おばちゃま)達はほとんど英語が話せません。
私の片言の英語&現地語とジェスチャーで、とても原始的な意思疎通がはかられるのが常です。

日頃の活動では、英語ができる人が一人くらいどこのグループにもいるので、彼女たちに通訳をお願いしています。が、普段おばちゃまたちが何気なく話しているおしゃべりの内容が全然わかりません。これがわかったら、かなり活動に役に立つのになっていつも思っています。

というわけで、現地語の更なるBrush Upが必要な隊員を対象にした、2回目の講習が開かれました。

もともとの予定は2月11日日曜日から5日間。
ですが、私は質問事項を事前にまとめていたこと、早く任地に戻りたかったこともあり、3日間のみの出席でした。
参加者は、南部及び中部の共通語であるChewa語と北部の共通語であるTumbka語にクラス分けされました。

ちなみに、Chewa語は、私の知る限り少なくともザンビア、モザンビークで話されています。私が普段使うTumbka語も、少なくともザンビアでは話されています。
さすがアフリカ、国教はあってないようなものです。
近所の川を越えればモザンビークだ、とか、
何気ない道の右側がマラウィで左側がモザンビークだ、という話がよくあります。
現地の人たちはパスポートなしに行き来しています。
北部のカロンガという街は、タンザニアと国境を接しています。現地に住む隊員いわく、「タンザニアから先日タンザニア人女性が、サンダルを売りに来ていた。とても可愛かった」とのことです。

講師は、去年と同じ、M先生55歳。わざわざ北部カロンガから首都にお呼しました。
彼は、真面目っていうよりお茶目な性格で、下ネタが大好きです。結構な割合で、話が盛り上がると、マラウィの性事情を教えてくれます。
講習前に昨年のノートを紐解いたところ、とても卑猥なことが記されていて、ちょっと照れてしまいました。


今回の授業、カリキュラムは・・・基本的にありません。
先生の頭の中である程度ポイントは絞られていたみたいですが、何をするのか全く知らされませんでした。
基本的には、私たちの疑問点を拾い上げ、それに沿って授業を進めるという方式でした。
もうちょっと体系ばった授業がよかったなって思うのが正直なところ。

段取りの悪さは、マラウィにいる私たちにとって、甘んじなければいけないことの一つです。
気を取り直して、過去に学んで、他人(同僚やPeace Corp Volunteer(彼らは私たちよりも現地語学習時間が長いので助かった))に聞いてもわからなかったことをたくさん聞きました。

過去一年疑問だったことが解消されて、胸の奥底がすっきりしたな~。

あとは、語彙が増えるにつれて、Tumbka語がますます可愛く感じるようになりました。
語感の可愛すぎる語がたくさんあるんです!
てなわけで、

!Tumbka語キュート語録!

Chinonono(チノノノ)とPanonono(パノノノ)
→難しい、と、固い
同じ語感を頻繁に使うことが多いようです。

Pafupipafupi(パフピパフピ)
→ほとんど、とか、近い、とかの意

Eeenya(エーニャ)
→はい、とか、そうなのよね、とか。肯定の相槌をする時に使います。
語尾に、「ニャ」だなんて、猫ちゃんじゃないんだから!(>_<)

Garu(ガル)
→犬、です。鳴き声が名前になってるんじゃないかと思わせるものがたまにあるのです。
Nkhuku(ンクーク)=ニワトリ、とかね!
赴任当初は、夕食のあとに家の周りで何匹も遠吠えをするのが怖くて、Garuって名前に妙にイライラしていました(笑)



ちなみに、文法は割と英語に近い気がする。
だから、そんなに難しくはないと思います。

名詞の変化はとても複雑だけど、現地の人が喋ってるのはなんとなくわかるし、自分で意思発信するときには、間違ってても皆さん理解してくれる程度なので、心配するほどではありません。


今回先生に質問した事項としては、「ちょっとしたニュアンスの変化」についてです。
語尾を、少し変えると、ちょっとおねだりする雰囲気になったり、相手の体調を思いやるニュアンスが出たり、っていう。

隣人にコカ・コーラを買ってきてくださいなっていうフレーズとか、使えます(笑)


実は私、昨年の語学研修が終わったあと、購入したテキストをさりげなく勉強してました。JICAは10日間しか語学研修の時間がなくて、時間的にきちんとした文法を学ぶのには限界があります。
テキストでわからないところを全て抽出し、同僚やPeace CorpのJくんに聞いていたものです(確か彼らの語学研修は一ヶ月くらいあったきがする。)でも、彼らはプロではないので、文法の規則性などについてわからないところがどうしても出てきちゃいます。

今回は、全てわからないところを全て先生に質問でき、満足です!
個人的に語学を学ぶのが好きだから、お腹いっぱいな三日間でした♬
最終日、質問が多すぎて先生をしばし独占してしまった・・・が、快くOKしてくれたクラスメートに感謝感謝♬
みんな、ありがと~!








No comments:

Post a Comment