Friday, March 9, 2012

マラウィの生理用品


今日も犬問題でテンションが一日落ちていた私ですが、大家のママとの夕方のおしゃべりでかなり癒されました。彼女もそうだけど、賢くて人格の優れた女性と話すと、学びが多くてすごく楽しいです。
右の写真は、初公開!ママ、Roseの写真です。チキンを焼いてるところです。
タフなおばちゃんって感じでしょ?(笑)彼女に楯突いたら、ただじゃ済まされなさそうなくらい、オーラがパワフルです。
ちなみに、そんな彼女との信頼関係が、今の私の生活で一番の重要事項であります✩
さてさて・・・今回は女性的な話です。ちょっと文化人類学的な視点から(?)責めてみます。
すごくどうでもいい情報かと思うますが、私は、17歳くらいからタンポンを愛用してます。血液がもれるときのドロっとした感覚に冷や汗を流すのが耐えられないので、タンポンにはとてもお世話になっています。経血が漏れるか漏れないかスレスレのスリル感、ドラえもんの「もしもBOX」で一時でも性別を変えることが出来たら、男性諸君にも是非体験してもらいたいです。そしたら、女性って大変なんだなってわかってくれるから(笑)
ちなみにマラウィでも、首都でタンポンが買えるので、大人買いしたのは言うまでもありません。こっちでは、小さな都市のスーパーマーケットですら生理用ナプキンが買えます。でも、ナプキンを日頃買える所得がある人は、ほんのひとにぎり。一般的な農村で生理の際、どのように対処されているのか。夜6時半を周り、ちょうど良く暗くなってきた頃、ママに聞いてみました。
簡単に言うと、タンポンと褌(フンドシ)のMIXですね。
マラウィの伝統的な布であるチテンジの一片を丸めて膣にいれます。
その上から褌のようなものを着用します。血を吸収させ、かつ膣内部に入れた布のきれはしを支えるためだと思われます。
※褌の構造を参考までにどうぞ。
http://hundoshitahusagi.web.fc2.com/basis.html
リンクの下部、’褌各部の名称’を参照ください。
チテンジを膣に挿入後、細い紐で'横廻し'部分を作り、適当に結びます。その後、膣に詰めたものよりも大きい布を'たて廻し'及び'袋'の部分として、あてがいます。横廻し部分が布をきちんと留めてくれる構造です。あとは、血が漏れてきたと感じた頃に、新しいものに付け替えます。使用済みのものは、洗って再利用というエコな仕組みです。
生理用品も下着。フンドシも下着。
・・・なんちゅーか、人間の考えつくことって、根底の部分はほんっと一緒なんだなって思いました。アフリカだろうが、日本だろうが、結局は同じことしてると思うと、妙に微笑ましい。
ママにマラウィ事情を教えてもらったお返しに、日本の昔の女性の生理事情を伝えました。
5年ほど前に読んだ「女性の品格」という本の内容なんだけど。
昔の女性は、小さい綿の球を膣の中に詰めて、お腹をぎゅっと力をいれて、血が出てくるのをセーブする。限界を迎えたらトイレにいって血を出す。日本女性はこの調節作業が可能だったんだ!と伝えました。そして、私の親友もこの調節作業をすることができる!・・・と、人ごとながら自慢していました(笑)
なんだか、女性限定の話をしたら二人してムフフっていう楽しい雰囲気になりました(*´∀`*)
ママは私の好奇心がうれしいみたいで、とっても親切に生理用品の付け方を実演してくれました。最初はお外で話していたのですが、実演となると警備員のSteveくんに見られたら気まずいぞってことで、私のリビングまで道具を持ってきてくれたくらいです。
女性として生まれてきたからこそ出来るトピックについて、これからもジワリジワリと異文化交流していこうと思います。

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