Wednesday, July 24, 2013

布ナプキン講座:Emfeni編

 
 
 
7月10日&11日、わが同期のGちゃんの任地Emfeniで、布ナプキン講座をしてきました。
 
Emfeniは、同期の中では最も田舎です。彼女の家には水道はありますが、電気はないのでJICAよりソーラーパネルが支給されています。雨や曇だったら、ライトがつかないし、パソコンの充電ができない、太陽の「こんにちは加減」に左右される生活です。水については、街だったら使用した分請求書が発行されますが、田舎でモニタリングする人手が足りないのか、年間2000Kwacha(約700円)という破格の値段で使い放題だそうです。
 
てなわけで、Gちゃんは田舎隊員だ~!って半分からかってたら、仕事という名の下Emfeniに招待されました。出不精の私ですが、先方からの念入りなアタックに心が動かされたというのもあります(笑)
 
さて、Emfeniへのアクセスについて。マラウィは南北に細長い国ですが、国土を縦断する形でメインロードが通っています(通称M1)。M1沿いのNkhameynyaという、我が任地から1時間40分ほど離れた街でバスを降り、自転車タクシーで1時間ほどで着きます。
一応KIOSKのようなお店が数件あるし、ヘルスセンターもあるし、きれいなおうちもちょいちょいあります。2件ほど、ソーラーパネルでテレビが見られるおうちがあるそうです。
協力隊員が数年入り込んでいるので、皆さん援助慣れしており「お金くれ」「ものをくれ」の攻撃が激しい様子。


 

Gちゃんちに着くと、猫ちゃん3びきがお迎えしてくれました。上の写真の彼女は、Chipatalaちゃん。病院でもらったので、現地語の病院ということで、Chipatalaという名前になりました。通称チパちゃん。以前うちの家主がもらってきてくれた今は亡きニャン吉くんに似てるので、より可愛く感じます。
夜中トイレに起きたら、三匹がトイレに行こうとする私の足元に「にょろにょろにょろにょろ~~~」っとまとわりついてきた時が一番可愛かったかも( ´ ▽ ` )

 
 
さてさて、猫ちゃんたちに挨拶をしたあとには、ナプキン教室の前日打ち合わせため、小学校へ。
次の日から通訳として二日間お世話になるPEA(Primary Education Assistant?小学校の経営をモニタリングするおばちゃま)のおばちゃんにナプキンの使用法、利点、当日の流れを説明しました。
 
彼女、教員養成の短大を卒業する前、実は私と同じ村落開発の畑にいたそうです。私のオフィスの同僚と同じ、生活改善普及員さんの短大も卒業しているそうです。
だから、私が提案した布ナプキンをとっても喜んでくれました。(地産地消でき、衛生面や快適さにも長けるという点で)
 
上の写真は、私がオフィスの同僚から教えてもらった、布ナプキンの作り方(現地語バージョン)を髪に書き写す、おばちゃま。


 
 
 
さて、ナプキン講座の当日について。
朝8時半、自転車タクシーのおじいちゃんが迎えに来ました。1時間ちょっとかけて、目的のVazalaという村へ。私と通訳のおばちゃんは乗ってるだけですが、Gちゃんはスイスイ自転車を漕いでました。彼女のスタミナもすごいものです。
 
途中、5年前にライオンが男性を食べて頭だけ残っていた、という曰く付きの道も通りました。
皆さん、夜間には気をつけましょう。
(ちなみに現在は森林伐採が進み、ライオンはいません。でもハイエナくらいは出ると思います)
 
 
 
10時前に、会場であるVazalaの小学校に到着。私たちが講座を行ったのは、CBOに対して。
CBO:Community Based Organizationは、エイズが爆発的に増えたことで国が奨励した互助会みたいなものです。エイズ陽性者がグループを作り、各々に政府が外国からの寄付を渡すための利便性を考慮して作られた体制です。現在では、エイズに関わらず、以前私が働いていた活動先のように、パンを焼いたりバッグを作ったりして収入創出活動を行っているところもあります。
 
上の写真は、CBOをまとめるリーダーの男性方。普段はタバコやメイズを作る農民ですが、ボランティアでCBO経営に携わっています。
やはり、村の食糧事情は街よりも悪いです。お肉や様々な野菜を手に入れるのが難しく、男性は揃ってみなさん頬がこけていました。。。
 
事前にGちゃんが、時間に遅れないようにと強いほどの念押しをしてくれていたので、皆さん予定よりも早く集まってくれました。40人ほどのおばちゃまたちが今回のターゲットです。
 
事前に、可能な限り布や裁縫道具を持ってくるように指示を出しましたが、持ってきてくれたのは、ほんのひと握り。想定内ですが、ちょっと残念。たとえ道具を忘れても、白人が予備を用意してくれてるだろうって甘い考えが強いみたいで。
 
JICAのお金で買った材料を皆に配り、Gちゃんのお裁縫道具をおばちゃんたちに貸し、布ナプキン講座はスタート。
 
 
通訳のおばちゃんが、布ナプキンをすごい気に入ってくれたこともあり、テキパキさばいてくれました。おかげで、40人という大人数をどうにかGちゃんと3人でさばくことができました。
参加者の反応もとっても良く、みんな興味津々でお裁縫をしていました。
やっぱり、日頃膣の中に布切れを入れるしかないっていう状況は、しんどいよね、マラウィの女性たち・・・(>_<)布ナプキンにくいつく気持ち、わかりますとも!
 



あ、ちょっとおもしろい写真が手に入りました(*゚▽゚*)
上の写真は、切った糸がなくならないように、頭の上に巻きつけている女性です。
黒人の髪は日本人のようにまっすぐではないので、こういう時に役に立つのです( ´ ▽ ` )


休憩中のGちゃんと、自撮りショット(´・ω・`)



CBOの寄付による、お昼ご飯のSima。これ、40人分です。


 
これは、完成した布ナプキン。柄がめちゃくちゃ派手なのは、いろんな布のハギレで作ったから。
見た目はどぎついけど、機能性は良し、なはず!(^-^)

二日間かけて、布ナプキンは予定よりちょっと早く終了。
なんと、うれしいことに、参加者の皆さん、私たちの知らないあいだに、感謝の気持ちとして、布ナプキンの寸劇を用意してくれたのです( ´ ▽ ` )

出演は、CBOのリーダーの男性二人と、参加者の女性二人。夫婦ふた組みの設定。
奥さんふたりが布ナプキン講座に参加するんだけど、一方の家庭の旦那さんが、「お前、昼ごはん俺に作るのをサボって、どこに行ってたんだ!!」と激怒し、奥さんはしどろもどろ。
そこで、もう一方の夫婦が登場。このふたりは、夫婦で布ナプキンの有用性をシェアし、旦那さんにも理解をいただいている設定。
彼らが、起こった旦那さんに布ナプキンの良さを教えてあげる。

っていう劇でした☆


「布ナプキンという新しいことを始める時には、家族の理解も得ましょう」って教え、です。
寸劇なんか、お願いしていないのに!!
嬉しくて泣きそうになった~!!!
はるばるMiddle of Nowhereの田舎に足を運んで本当に良かったと思える瞬間でした。

 

 
 
布ナプキン講座を終えたあとは、「慰労会」ってことで、Gちゃんがホロホロ鳥を絞めてくれました♡
きゃ~!ありがとう!!Gちゃん!!(*゚▽゚*)
日本の皆さん、ホロホロ鳥って知ってますか?なんか、フランス料理なんかでメニューあるみたいですね。マラウィでは、鶏よりも耐性が強いので、ほっといても割と平気に育つ鳥って立ち位置です。

マラウィ人的には、「お客さんが来たというのにホロホロだなんて、失礼だよ!」って感じならしいですが、私は物珍しさが優先し、Gちゃんに絞めてもらいました。
 
疲れたけど、無事に終わったということで一緒に飲んだビールはとても美味しかった!
そして、ホロホロの水炊きも美味しかった!味はほとんど鶏と同じ。ちょっと脂が少ないかしらっていう程度の違い☆
 
今回は、ガチの業務でお邪魔したEmfeniでしたが、今度は完璧なプライベートでお邪魔する予定♫ひたすら猫とゴロゴロしてお菓子を食べて、その頃には完成しているだろうドラム缶風呂につかるっていう予定です(((o(*゚▽゚*)o)))
現在妊娠中のChipatalaちゃんの出産シーンにうまく予定が合わせられるといいなぁ!( ´ ▽ ` )
 
 
てなわけで、Gちゃん、お疲れ様でした(´ω`)
 
 
 

 




















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