Thursday, June 6, 2013

筋肉の祭典~Domasi訪問~

運動神経が悪くて動きが鈍臭い。
そんな私と正反対の隊員さんの任地を先週末訪問してきました。
Domasiという街に住むK君の任地です。

Domasiは、私の任地からはとっても離れています。
私の任地、Mzimbaは、マラウィの北部にありますが、Domasiはその逆である南部にあります。
交通の便が悪いマラウィの事情を考えると、おそらく移動に12時間ほどかかります。

詳しい位置としては、Zombaという1975年まで首都であった街から15キロほど離れています。
私の任地から首都には南へ5時間。
首都からZombaまで、更に南へ6時間と言えばわかりやすいでしょうか。

Kくんは、体育隊員としてCollegeで陸上競技を主に教えています。
昨年9月に一緒にモザンビークに行ったことで仲良くなった、北国出身の超爽やか青年です。
運動がすご~く苦手な私とは、本当に正反対の任務で働いているということで、前々から興味があり、他の隊員3人と共に任地を訪問させてもらいました。

バスの停留所から、Collegeの敷地内にあるKくんの家に向かいました。
そこで感じたこと。

マラウィであって、マラウィではない空間。


どういう意味かというと・・・
お金持ちがたくさんいるので、普段自分が住んでいる町並みや活動先の田舎具合と比べると、別世界な空間、ということ。


以下、我が任地Mzimbaと違う点
①道行く子供が、編み込みの髪でおしゃれしている
→親御さんの経済的余裕を表します。自分はもちろんのこと、子供にまでおしゃれをさせられる所得があるということ
②英語が飛び交っている
→大学関係者が住む敷地ということで、大人はもちろんのこと、子どもの英語理解度が高い
③パソコンを教室のお外で開いて、勉強(?)している人が散見される
→我が任地(というか、たいていのマラウィの野外)でパソコンをお外で開いたら、注目の的になります

Kくん曰く、生活や活動で触れる皆さんは英語が出来るので、現地語をほとんど使わない、とのこと。田舎に入り込んで、マラウィ人と同じ生活をしてナンボの、我が職種、村落開発普及員とは異質の空間なんです。

ちょっとした、カルチャーショックでした(笑)

 

Kくんちに荷物を置いて、お昼寝をしたあとは、皆で大学の体育館にいって、スポーツしました。
4人はバスケットとバレーボール。
球技がことのほか苦手な私は、一人でテニスの壁打ち。

汗を流し、筋肉を刺激する俊敏な動きをする彼ら、とてもかっこよかった~( ̄▽ ̄)

 
 
実は、この大学の体育館は日本の援助により、建てられました。
大学の教員が何名も過去日本で研修を受けており、ODAの恩恵をガンガンに受けた空間なのです。
 


 
次の日は、大学の敷地内にある、Fish Pond(魚の養殖池)に連れて行ってもらいました。
収入創出活動(IGAと呼ばれています)が任務の一つである村落開発普及員として、R姉さんと一緒に☆
下の写真は、大学構内の食堂で食べたお昼ご飯。
左は、お米&ヤギ肉(150円くらい)
右は、お米&魚(200円くらい)
どちらもスタンダートなマラウィの食事です。
味は、まぁまぁですが、毎日食べると飽きる味なのに、食のバリエーションが少ないマラウィ。
なので、私は多くても週に一回程度しか食しません。
 
 

 
 
そして、いざFish Pondに突撃~(*^_^*)
 
我が任地Mzimbaでも、家主が持っている養殖池に、一度甥っ子のS君に連れて行ってもらったことがあります。・・・が、Domasiの池は、Mzimbaの何倍もの敷地で行われています。設備はほぼ一緒なんだけどね。相変わらず、水が濁ってて、魚は一匹も見れませんでした。仕方がないか!
 
そうそう、実は今日、Sくんの職場に訪問してきたのですが、この写真を見せるとSくんが面白いことを教えてくれました。
 
「うちの池の稚魚たちは、みんなDomasiのこの養殖場から持ってきてるんだよ」と!(笑)
なんてすごい偶然。
本当に相変わらず奇妙な偶然が私の周りにまとわりつくなぁ、と改めて実感させられます。
 











 

 結局、おしゃべりに終始し、IGA(収入創出活動)について何も情報を得ることをせず・・・
今思えば、ちょっと後悔(^_^;)
職員が入口にいたんだから、何かしらインタビューしておけばよかった~!

・・・と、いうわけで、おしゃべりをしながら歩いていたら、このように可愛い小島にたどり着きました。
そうそう、この小さな島では、夜の12時に接吻をすると、永遠の愛が成就する、という伝説があります。

・・・な~んてね、えへへ(*´∀`*)
何も根拠のないDomasi伝説を私たちででっち上げてしまいました(笑)

本当に成就するかはわかりませんが、素敵なシチュエーションなので、夜間の犬たちに気をつけながらも、木の下で愛を語ってみてはいかがでしょうか。

 
 
 
偽「愛の小島」で、お互いの妄想を語り合ったあとは、グランドに出て、スポーツをしました。
本当は、生徒さんが来る予定だったのですが、いろいろ忙しいのと、休暇中というのがあり、誰も集まらず、隊員水入らずということになりました。
 
体育隊員であるKくんは、円盤投げでとっても優秀な成績を残した方です。
というわけで、Kくんに教わりながら、生まれて初めて円盤投げにトライしてみました!!!!
 
私が投げている動画がありますが、あまりにも下手くそな動きなので、載せられません。
Kくんが見本で何度か投げてくれましたが、動きが洗練されていて滅茶苦茶かっこいい!
さすがプロです(´・ω・`)
 
動きの一つ一つに説明を受けたのですが、逐一の動きに記録を伸ばすため、すなわち円盤の飛距離を伸ばすための理由があります。
例えば、体をひねるときには、体の動きのあとに腕の動きを連動させると、ムチのように遠心力がかかる、とかなんとか。
普段の私なら絶対頭に浮かばないことをたくさん勉強できました。
超新鮮だったよ~!!!
 

 
 
おうちに帰ってからは、隊員間で有名な「マッスルカレー」を作って食べました。
運動して筋肉を付け(筋肥大が起こることを願う)、マッスルカレーという男飯を美味しくいただき、マッスルシャワーという水シャワーを浴びるという、とてもイカつい二泊三日を過ごすことができました。
 
ホストであるKくんの人の良さと爽やかさで、とっても楽しかったです。
Zikomo Kwambiri!!
 





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