ここ3ヶ月ほどブログを更新できなかったのは、ちょっと疲れていたからです。
人付き合いと仕事両方。あと、お金。
でも、最近どうにか自分の中で割り切れるようになったので、少し楽になりました。
*人付き合い*
マラウィには90人近く協力隊員が入っています。北海道と九州を足しただけの小さな国土に、です。要は、密度が濃いのです。だから、必然的に日本人同士での集まりとかが多くなる。
でも正直、一人で過ごす方が楽です。
というのも、わたし、高校に入学したあたりから、集団行動が不得手になっていたのです。
(文化祭で焼き鳥屋をクラスで出した時も、盛り上がれず端っこの方でイベントを観察してました。)
集団でワイワイしてると、みんなに気を使わなければいけないので、疲れます。
基本的に協力隊でこっちに来てるみんなはとってもいい人だから、個人対個人でお付き合いするなら全然大丈夫なんだけど、大勢の集まりになると、ちょっと息苦しくなるのです。
集団で「いえ~い、盛り上がっちゃうぜ」ってノリが無理なの。
だから、一人で映画を見たり、庭の草むしりしたりする方が自分に合ってる。
でも、非社交的なのは良くないと思う自分も一方ではいる。
こんな自分だめだな~と考え込んでいたのです。
最近では、考えても仕方ないってことがわかったので、考えるのをやめました。
他人に迷惑かけないように生きれば、自分のスタイル変えなくてもいいわよね、と。
これからもマイペースで生きていきます。
*五百ドル紛失*
千三百ドル財布にあったのに、気づいたら八百ドルしか手元にありませんでした。
どこで紛失したかは心当たりがあるけど、100%確証してないから、明記できません。
ただ・・・、額が大きいのでへこみます。
*活動先にて*
私がこれまでやっていた会計のお仕事が全然グループのメンバーに評価されず、顰蹙をかっていたことがショックだった。
「あいつJICAからきたくせにちっとも働いてないぞ」、と。
これまでの活動。
前任者が残していってくれたバッグ作り。ビジネスとして長期的に続けていくなら収支の把握など、お金の計算もできなければいけないと感じて、会計のやり方を地味に教えてました。
マイクロクレジットみたいな、グループ内で少額貯金をして、手元の現金をメンバーのひとりが借り、残りのメンバーが返済の時に出る金利を受け取るってシステムの記帳方法を教えてました。
メンバーが作ったバッグを首都のOVOP SHOPで売るべく、担当者との橋渡しとして動いてました
(OVOP SHOPとは。国を挙げて頑張ってる一村一品運動でできた商品を売るアンテナショップ)
目新しいことをはじめるというわけではなく、これまでの組織力や基礎力を骨太にすべく動いていたの。私がやってることは、メンバーの了承を得るべく、仕事の内容の説明をしたあと会議にかけて裁決をとってもらったし、逆に彼らからのリクエストを受けてのこともありました。
内容的に、文字の読み書きが出来る一部のメンバーとしか直接仕事してなかったのよね。仕方ないんだけどさ。あとは、ほかのメンバーがどんなふうに働いてるかをじ~っと観察していたの。
ほいだら、(おそらく文字の読み書きができない)メンバーが発端となり、緊急会議が開かれたそうな。
「Seikoはうちのグループに来てしばらくたつけど、なんも働いてない。あたしらが働いているのを黙って見てるだけ。JICAから給料をもらってるからいいご身分よね。そもそも会計だなんてやる必要がなかったから、やらなくてもいいよね。別にうちらの集まりにも参加しなくても良くない?」という内容で。
あたしの前ではひたすらニコニコしているみんなだったから、正直驚きました。
しかも、緊急会議は、あたし&活動先のリーダー(イギリス歴30年以上の英語ベラベラLさん)抜きで行われたの。
ほいで、会議のあと、メンバーの代表がリーダーのところに会議の内容を伝えに行き、「Seikoには決して言うな」と口止めがあったそうな。
Lさん的には、そんなのフェアじゃないから私に話してくれたんだけど。
いやー、驚いたよ。これにはマラウィ人の大問題である嫉妬が理由としてあげれられる。
ここの国の人たち、他者が恵まれた環境にあったら、もんのすごい嫉妬するの。・・・で、思い切り感情的な言動に走ってしまう一面があります。普段はフワフワニコニコしているから、ギャップに最初驚いた。
今回の件は、文字の読み書き出来る人だけと働いて、全員と何かするっていう仕事がこれまでなかったことが原因みたい。(私としては、グループ全員でやれる活動は十分成熟していると感じたからなんだけど)
あたしも悪かったけどさ~、けどさ~、サミット開いといてあたしにだけ言うなって、どうなんですかね。単なる悪口大会で終わっちゃうじゃない。解決策を考えようっていう目的ならわかるけど。
彼らの思考の浅さにちょっとテンションが下がりました。
彼らは、今日のSimaが食べられればそれで良くて、明日のSimaのことは考えない、ととある現地の方が言ってたけど、その通りです。
やっぱりこの問題は、教育を受けてないことが問題なんだと思います。学校に行ってちゃんと教わることを教わって、学ぶことを学んでいたら、AをしたらBが起こるっていう後先を予想する力、つくものだよね。
マラウィにきてから、教育の大切さ、肌身で感じるぜよ~。
口止めされていたにもかかわらず、わざわざ教えてくれたLさんには本当に感謝感謝。
話を皆の前で聞いたときには、ショックすぎて皆の前で泣いてしまったけど、どうやら泣くほどのことではないらしいです。彼女もグループを立ち上げてきて以来、メンバーとのいろんないざこざがあったとのこと。だから、割と誰でも通る道なのかもね。
とりあえず、今のままの路線は良くないので、新たな活動の方向性を二人で話しました。
どうやら、私が考えていたことはビジネス色が強すぎて彼らのスタイルにはあっていない、とのこと。
うちのグループは、旦那をエイズで亡くしたあと、自分と子供もエイズだってことがわかった精神的にも金銭的にも大変な奥さんたちばかり。だから、仕事をがっつりやる前に、メンバーの娯楽を優先に考えて欲しい、とのこと。
彼らにとってわかりやすい、「目新しいこと」を導入してと言われました。
昨年会社を辞めてから、東京までの交通費を自腹はたいて、村落開発系の講習出ていた私。
そこでは、自立できるように援助をするっていうのが大前提だったけど、実際働いてみて、机上で学んだことのようにうまくことが進んでいくわけではないな、と感じた。
あくまで学びは学びであって、現状に合わせてうまく調整していかなきゃいけないんだよね。
今読んでる本にも書いていたけど、人から聞いたことを鵜呑みにしないで自分で見たこと感じたことを紡いで、「個別解」を出していかなきゃいけない。
それが、いっぱしの人間として生きるってことかしらね~。
とりあえず、なんも仕事してないって言われるのはもういやなので、目新しいことのワークショップを始めます。そして、土仕事でも何でも体動かしてやってみます。
以上、三つのことで精神的にガクッと落ちていた矢先。。。とどめを刺されました。
蜂に生まれて初めて刺されたのです・・・とほほ。
活動先のメンバーとの関係再構築を図るべく、お外のキッチンで昼ご飯を作るお手伝いをしていたときのこと。
なーんも危害を加えていないのに、ジガバチに攻撃されました。
クラゲに刺されたみたいな痛みです(笑)そこまで痛くなかったけど、刺されたという事実に慌てふためきました☆
きっと、ここまで落ち込んだ時期は、この2年間で最初で最後だと思います。
どん底まで落ち込んだので、もう大丈夫なはず・・・!!!