その延長で、今になっても犬が苦手です。嫌いっていうか、苦手。どうやって距離感縮めればいいかわからないので、挙動が不振になります。だから、今とってもマラウィでの生活がストレスフルです。
だって、普通に道に犬がうろちょろしてるんだもん!そして、大家さんが犬を飼っているんだもん!!犬率が高すぎるよ、マラウィ・・・。出勤や買い物のために外出したら毎回何回犬と鉢合うのかってのを考えなきゃいけないのが、本当にしんどいです。道で会っても何のそのって気概になりたい・・・。
確かに親友のズンコ曰く、私の方が体格大きいんだからあっちの方が怖いはず、なんだけどね。いやはや言ってることはごもっともなんだよね。そして、何千年もの間人間と犬はパートナーだったわけで。それには人間と犬が信頼関係築けるんだという経緯があるわけで。
・・・という、こういった最もな事実を冷静に受け止められず、ひたすらビクビクしている自分がいます。先週近所に住むJICA職員の家にお呼ばれしましたが、そこの飼い犬にももんのすごい勢いで吠えられ、ストレスで鼻血出るかと思いました。あそこのワンコ、すごいの!顔を合わせてあたしがやばいなって思った瞬間警戒心を剥き出しにしましたから(笑)本当に犬は瞬時に苦手な人を見抜くんだなぁと逆に関心もした。
そして、近所の子供たちにさえ私の犬嫌いが浸透してることが今日発覚。実は先週JICA職員の家に行く前に、道端で近所の犬が私に興味を示し、つぶらな瞳で後を付いてきました。この犬は近所に住むtiger君。前任者のことをが大好きだった犬です。だからその流れで同じ家に住む私に興味を持つのはごく自然のことなんだよね。でも私にとってはかなり恐怖な出来事で、半分泣きながら一緒にいた家主のママに助けを求めてました。多分近所の子供たちがそれを見ていたと思われます。
今日道を歩いていたら、6才くらいの男の子二人が、私を追いかけてきました。ちょうどそのとき、放し飼いの犬がうろちょろしていたので、どうにか興味を示されないように気づかぬふりして歩いていたのです。ほいだら、現地語に加え「Dog!Dog!」という単語が聞こえます。その時のケタケタ笑う雰囲気と私のつたない現地語の知識を元に考えるに、「白人のお姉ちゃん!犬があそこにいるけど、大丈夫なの?今日は恐怖におののいてないじゃん!あはは!」と言っていた模様。噂が広がるのが早い現地のコミュニティとはいえ、小さい子供にからかわれるとは、悲しさを通り越して自分の中でも喜劇になってしまいました。あまりに笑えたので、今回のお犬騒動は是非思い出の一頁としてブログに残しておこうと決めたのです。
とはいえ、本件にかなり打撃をくらい、食欲が完全に減退し、痩せました。夏に買ったレギンスのパンツ、ピチピチで一緒にいたママが呆れていたんだけど、日がたつにつれ、見る見る余裕が出てきました。
家主さんが犬を飼っているんだけど、放し飼いの道端の犬に加えて、これも問題。一応私のスペースは木の塀で区切られているから、締めている限り犬は入って来れないけど、家に戻る直前が怖い。これまでの分析だと、家の前の道にで~んと寝っ転がって夕方に日向ぼっこをしている率が高いのです。これまでは仕事でフィールドトリップに出た帰りにバイクで家に送ってもらうことが多かったので大丈夫ですが、今後道ではちあったら私はどの面下げて自分の家に入ればいいのか・・・そう思ったら夜も眠れないので、親友ズンコのアドバイスで昨日餌付けをしてみた。口の中で食べ物を噛み、唾液のにおいをつけてから犬にあげるのを何回か繰り返せば私のこと好きになるよっていうすごく実用性有りなアドバイスを頂きました。とりあえず昨日は苺クッキーをベロベロ舐めてあげてみました。臭いとクッキーの主は私ということを理解してくれたらしいです。
頭がよさそうで温厚そうなワンコのFlappyくんといつの日か仲良くなれたらと思います。
どっこい急に27年間苦手だったものを好きにはなれないと思うので、2ヶ月くらいの長期戦で臨もうと考えています。というわけで、私のダイエット生活はあと60日ほど続く予定です。前職の上司に、あと5キロ痩せたら世界が変わるぞって言われたのですが、私の世界が変わる時代はもうすぐかもしれません。な~んて(笑)
2ヶ月経つ頃には、首都に上がって自動二輪の免許をマラウィ版に切り替えるための申請をします。その際にJICA事務所に行くと思うので、体重計にのって犬ダイエット効果を検証しようと思います。
今回の件で、苦手なものを克服することの大変さを肌身で感じています。これから日本に戻って今の何倍も世知辛い世の中に身を投じた際には、今のしんどさを思い出し、同じような苦境に立っている人に対して少しでも丸くなれたらと思います。
✩お犬騒動にしんどくなったときに読んでる新約聖書の一節の要約✩
ローマの信徒への手紙5章3〜5節
’わたしたちは苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです。苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことはありません。’
私はキリスト教徒ではありませんが、こういう真摯で前向きな姿勢に学ぶところはとても多いので、人生に困難を感じたときには聖書を紐解いてます。
あ~!!一年後の今頃、2012年2月を思い出してケタケタ笑い飛ばしている自分でありますように!!
犬ゆえの任期短縮で青森に戻ってることがありませんよ~に!!
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