9月9日から13日までの5日間、途上国でうまく話し合いをしたり問題を解決するやり方を学ぶ研修が幡ヶ谷であるので上京中です。別件でJICAとの面倒くさい書類や電話でのやりとりが無事終わり、幡ヶ谷の研修所に戻れて本当に嬉しいです。
今回は技術顧問の先生が2名ついて下さいます。文化人類学の専門家として二人ともずっと協力隊員の指導をされてきた方で、若者のエキスを吸うのを生きがいにされている素敵な方です。私と同じ村落開発普及員の職種の隊員が30名ほど集まりました。派遣国は、マラウィ、ケニア、ウガンダ、ネパールなど。アフリカの色が結構濃い。
*1コマ目:村落開発のさわり
村落開発普及員は特別な技術が要らない職種と言われがちだが、それは絶対言ってはいけない。
みんなは異なる文化圏で現地の人とよりそって活動できる適正があると判断されたから派遣されるんだ。ほかの職種は「エイズ」「野菜」とかミッションが決まっているけど、村落開発普及員はコミュニティを探索し、観察し、発想と統合という作業をへてからミッションを見つける面白味がある。
という先生のコメント、ありがたかった。これまで村落って何やるの?って聞かれてもなんとなく、何でも屋さんだよ~っていうしかなくて、なんかつかみどころがなく不安に思うところがあったのです。でも、もう気にしなくていいんか~♪って思えるようになった。
*2コマ目:開発の現場
教育について。学校を作る理由。
確かに学校なくても慣習や生活を通した伝承で学べる部分はある。だけど、それで得られる知識は具象的なもの。それだけだと、「隣の牛が子供を1頭生んだ」「○○さんのトウモロコシの収穫は××キロだった」など自分たちの周りから思考範囲が広まらない。学校に行くことで、応用の利く抽象的なものの考え方、理論が身につくらしい。
*3コマ目:夜学
先生お二人を囲んで安い居酒屋さんで飲みました。
ちょうど同じテーブルでマラウィ派遣予定の女性二人とお話しできました。なんか、アラサー世代の女子、結婚したいとか、日本の草食系男子にこそEmpowermentが必要だとか、考えるところが似ていてちょっとした安心感を感じる。そのうちの1人はすでにマラウィに8か月滞在していたそうで、現地でシャンプーとリンスは買えることを教えてもらった。これからお世話になったりする人たちなので、仲よくしていきたい。
居酒屋で飲んだあとは、幡ヶ谷の宿舎のラウンジで音楽鑑賞。みんなでおしゃべりしていたら、外国人の研修生たちがピアノ、ドラム、ギターをおもむろにセッティングしだし、2時間以上演奏してくれました。それぞれが音合わせをできる技術を持っていたので、いろんな曲に長時間対応できて、才能だなぁと思いました。結局ラウンジにいたみんなで盛り上がってしまった。肌の色を問わず、みんなでワイワイやってる状況はすごく楽しかった。今回の協力隊合格というチャンスがなければ決して触れることのない世界。有難く自分の見聞を広めるために活用しようと改めて思った。
ちなみに400ページある指定図書、120ページまでしか読んでません。
早く全部読まないと・・・あわわわ。
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