Thursday, June 6, 2013

Sくんのオフィス訪問

先週末の異業種隊員の任地訪問に続き、もう一丁!行ってまいりました☆
首都に上がってきたからには、しなければいけなかったこと。
そう、Sくんのオフィス訪問です。

先日のブログに投稿しましたが、母屋に住んでいた、家主の甥っ子であり、私の弟分であるSくんが、首都にある韓国のNGOに就職しました。
私と同じ、村落開発普及員としての、人生初めての就職です。

これまで就活に苦心している姿を見てきたので、Seiko Sei姉さん、こりゃ一度足を運んで様子を見てこなければ・・・と思ったのでした。

というわけで、本日先方へのアポなしで(勿論Sくんだけにはしたけど)、オフィスに遊びに行ってしまいました~( ̄▽ ̄)
どんだけフラフラ好き勝手に動くんだろう、私。
だって、Sくんの就職先、協力隊員とは一切関係ないですからね!(笑)
フットワークの軽さ、万歳。


彼の働く機関は、Good NeighborsというNGO団体です。
訪問を終えていざJICAドミトリーでWeb Siteを開いてみたら、何やら大きい団体だぞ。
びっくり。
 
マラウィでは孤児支援、病院の建設などを現在行っているご様子。

Sくん、今は見習いさんだけど、そのうち特定のプロジェクトに配属が決まり、ガチの村落開発普及員として働く予定です。


お仕事から抜けて、入口近くまで迎えに来てくれた彼と
Mwasowa!!(久しぶりだね)と言い合い、固く抱擁を交わしました。
彼とは、5月1日以来の再会です。この日、彼は首都に移り住むため、私は首都と任地の中間地点にある街で友人と落ち合うために、一緒にバスに乗り、別れを告げたのでした。

これまで、任国外旅行に行って家から多少離れたとしても、一ヶ月以内には家に戻り、彼に合うことができました。でも、家に帰ってももう彼はいません。毎朝のおはようの挨拶もできません。
一ヶ月以上も会わなかったのは、今回が初めてだったので、再会できたときは本当に嬉しかったのです。

 

ほいで、これがオフィス。
JICAドミトリーから西に車で10キロほど離れた、草原の一角に建っています。
草原なんだか、トウモロコシ畑の跡なんだかわからないだだっぴろい場所に、綺麗で新しくてどでかい建物が立っているのが、ちょっと不自然で笑えます。
中も見せてもらいましたが、普通の会社のオフィスって感じです。
JICAマラウィオフィスにも全然引けをとりません。
日本のオフィスにあるようなデスクトップパソコンが、何十台もありました。
 
そのうちの一つであるSくん用のデスクを見せてもらった時に、ちょっと複雑な気持ちになりました。
まだ働き始めて一ヶ月。見習い期間として働いているから、大した仕事もしていないし、机周りには外履きの靴が置かれてるだけなんだけど・・・でも、やっぱりSくんの机。
これまで私が知っているSくんが、新しい人生のステージに立ったんだなって、実感。
 
中学校の卒業式が終わって、皆それぞれの進路に向かって歩むとき、みたいな?
それとも、娘を嫁に出す父親の気持ち、みたいな?
 
めでたいことなんだけど、ちょっぴり寂しいのよね~。
 
これまでの彼との任地Mzimbaでの思い出が、走馬灯のように駆け巡りました。
 
日曜のミサに行ったとき、私に付いてきた汚らしい犬を追っ払ってくれたこと。
彼女さんと喧嘩した時に、何故か私が仲直りに協力させられたこと。
一緒に住む彼の姪っ子が猛烈な歯痛で苦しんでる時に、一緒に解決策を考えたこと。
酒嫌いの家主にバレないかちょっぴりハラハラしながらバナナワインを作ったこと。
その他色々。
 
な~んて、ちょっとセンチメンタルになってしまいました。




 
さてさて、これは今日の活動。
ソルガム(高粱・こうりゃん)を袋に詰めて、口を留めるという作業。
今月末にMitunduという街(首都から約30キロ)で病院が建つそうで、そこで使うんだそうな。
袋詰めのソルガムに、後後キノコの菌を入れて、キノコを栽培するそうな。
IGA(収入創出活動)のためなのか、病院の献立の一部(五代栄養素を考慮してのこと・・・と願う)なのかは、謎。聞いておけばよかった!(>_<)
 
一緒に写ってるのはSくんの同僚たち。
これからのマラウィの未来を担う、大切な労働力です!!!!
(マラウィを始めアフリカには、職にあぶれて、毎日を暇に過ごす若者がたくさんいるので、このような表現になりました)
キラキラしてるぜ~!いえ~い!
 
単純袋詰め作業、私もやりたいと申し出たんだけど、「手を出すな」と言われました。
今思えば、彼はまだ試用期間。誰かに手伝ってもらったってなったら、ちょっと問題だもんね。
しかも、それが私というアポなしでフラッと遊びに来た一日本人だから、益々意味不明だもんね。
 
 


 
Sくんがソルガムの袋詰め作業をする間、仕方がないからお昼が始まるまでの30分ほど、入口前の椅子に座って、彼を待ちました。
その間、韓国人のスタッフとも挨拶をしました。
最近感じるんだけど、マラウィには中国人と韓国人もいますが、どちらかというと韓国人の方が日本人に近いものを感じます。
なんだろう。ファッションと表情の柔らかさ、かな???
 
この国にいる中国人のほとんどの方は、ガチのビジネスできているけど、韓国の方は日本人と同じく援助関係が主だから、同じ匂いを感じるのかしら???
 
なぜか、韓国の人と会うと、ちょっとだけホッとする自分がいるのよね~。


 
というわけで、お昼休みになったので、オフィスの門の前でパシャリ、記念すべき一枚。
近々この写真を現像して、家主のおばちゃまに渡そうと思います。
ものすごく喜ぶ姿が目に浮かぶぜよ~!うししo(^▽^)o
 
ちなみに、私たち、おそろいのコンバースの靴を履いています。
もともとこの靴は、「コンバースの白い靴が欲しいなぁ」とぼやいた私を覚えてくれていたSくんがマーケットで見つけてきてくれたものです。
何故か、今日見たら、私と全く同じものを履いていました!(°д°)
そういえば、彼も白い靴が好きなんだよな~。
にしても、中古品なのに全く同じものを見つけれるマラウィにちょっとびっくり。
 
なんか、おもしろいので、任期が終わるまでこの靴は、履き潰そうと思います。
友情の証です。
 
Sくんとの関係でつくづく思うのが、お互いを「姉」「弟」と呼び合えるほどの深い人間関係を築けたこと、本当にプライスレスだなって。
普通だったら、いい年した男女なんだから、恋愛感情を抱いた関係に発展してもおかしくないんだけど、そういうのなしにプラトニックな友情関係が芽生えたのがとてもうれしいんだよね。
 
これは普段一緒に働いている私のカウンターパートにも言えること。
何よりも、信頼できる人に出会えたことが、この2年間の一番大きな財産なんだと思います。
 
というわけで、Sくん、お仕事頑張れ~!
姉さんより心からのエールを送ります。

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