Tuesday, May 29, 2012

トレードフェア参加



5月25日から28日まで年に一度、マラウィ最大の都市ブランタイヤで行われるトレードフェアに参加してきました。ブランタイヤは、私の住む任地Mzimbaから600キロ離れた大都会です。移動には運良くて一日がかり、運が悪いと2日かかってしまいます。
JICAの他、マラウィのいろんな企業がブースを出し、マラウィの名物をアピールします。


私の担当しているグループがチテンジ(マラウィの伝統的な布)でカバンやらブックカバーなどを作り、収入創出活動を行なっているので、私が売り子として行ってきました。
そもそも、JICA関係者とつながっていなければ出展が非常に難しい点で、私が求める方向性とは全く違うのだけれど、バッグをつくる活動は前任者がせっかく残していってくれたので、とりあえず踏襲しつつ、私なりの方向性を模索してる段階です。
とりあえずの手応えとしては、デザインの種類、縫製のテクニックなどは他のグループに較べて高度だということがわかりました。
初めてのブランタイヤは、首都よりもはじけてる街でした。オシャレな人が多いし、イケてる建物がドカドカ建ってるし、Mzimbaとは大違いです。
フェアでは売り子の他に、隊員活動紹介というイベントにちょっと参加しました。村落開発普及員として、IGA(収入創出活動)の内容について紹介し、ほかの皆さんと一緒に、よさこいを踊りました!ねぶた祭然り、お祭りノリが大好きなので、血沸き、肉躍る、でした!!



帰路、首都に戻った際に、医療調整員の方と宿泊所で偶然お会いし、夕食に連れていったもらいました。スペアリブとエビの唐揚げバターレモンソース風味を食べ、加工食品の素晴らしさに改めて感動する(笑)そして、食後にカプチーノを飲みました。カフェインとクリームの甘さに涙がでそうになりました。田舎では決して味わえい都会の味、万歳!!
週末の移動と仕事でクッタクタに疲れました。なので、ブログも全然身のないことしか書けません。近況報告ってなもんです。
ああ、アフリカでは、一挙一動にものすごくエネルギーを使います。そんな中、ボチボチ頑張って生きてますので、皆さん心配しないでね(゜∀。)

Thursday, May 17, 2012

5月17日:癒されたい人の集い

今日も10キロ離れた活動先に行ってきました。

本当は滅茶苦茶いくの億劫だし、電話で済まそうと思えば済ませられる内容だったけど、リーダーの焼くパンを買うと予約してしまったので、下がりまくりのテンションで向かいました。

何で気分が落ちていたかというと、昨日南部の街チラズルからはるばるお泊まりに来た同期の隊員と、援助慣れしてしまった途上国の現状について熱く語ったからです。結局のところ、先進国が「甘やかす」という形で簡単にお金とモノをあげすぎたんだよねー。だから、「隊員は金づる」って意識が少なからずある。わかってはいるものの、いざ「お金頂戴」って活動先の人に言われると、残念な気持ちになるよねって話していたら、気分がなんだか落ち込みました。

この胸のモヤモヤをどうやって解決しようか悩みながらいやいや自転車を漕ぐ。そしたら、前回よりも息切れと汗が少なくなっててちょっと驚いた!走行中にご褒美のビールのことを思い浮かべていたから辛さを感じる度合いが少なかったという可能性も否定できませんが()とーにーかーく~!私の体は確実に適応しようとしてるぞ~!あと3回漕いだらだいぶ楽になるぞ~(´∀*)

今日も活動先ではHIVエイズのワークショップが開かれていました。私は、用事を済ませるために別の棟にあるリーダーのオタクへお邪魔する・・・と、二人先客がいました。アメリカのPeace Corpという団体の二人です。一人は私の街で働くおじさまRさん。彼も周に2回のペースでこのグループを訪問してます。もう一人は、最近このグループの村に来たばかりという、同じくPeace Corpのボランティア、Jくん。森林関係の部署に配属されたらしいけど、何もすることがなく、毎日このグループに通いつめているらしい。

今日は彼ら二人と、リーダーのおばちゃんと4人でお茶をしながら、ひたすら雑談をしてました。「JくんがDaikonが好きだ(大根が好きすぎて、日本名を覚えたらしい)」とか、「おばちゃんの父親の埋葬が死後2週間後だったのよ」とか、どうでもいい話ばっかり()

「攻撃性」という言葉からは程遠い3人に囲まれて、まるで、ムーミン谷にいるのかと思ってしまうほど、ほのぼのしたひとときでした。

こうやってマラウィに来る先進国の人を見ていると、人助けに来ているのは勿論だけど、目的のひとつに「ひたすらリラックスする」ということがあるかもしれない。

話の途中で、欧米で知られている苺パイの話になりました。おばちゃんは30年以上イギリスに住んでいたので、勿論知っています。知らないのは私だけの中、おいしさを語り合う皆さん。私、蚊帳の外だったけど、先進国の雰囲気を一瞬味わえて、心地の良いAway感でした。



今週の土曜日は、みんなでレモングラスのワインを作ります!Jくんがレシピを知っているらしい。暇な私は即行で参加を表明しました。レモングラスのいい香りがするお酒って想像しただけでも素敵~チャリンコの御陰で筋力はつくし、楽しい週末が過ごせそうな予感(-^^-)



※弁解のために一応述べておきます。本日やるべき仕事は、きちんとこなしました。

私、ちゃんと働いてますから!

Wednesday, May 16, 2012

5月15日:ムジンバに来てから一番忙しかった日


うおー!分刻みスケジュールで動いた!体を存分に使った!!!



今日は10キロ離れた活動先に初めて一人で行きました。これまでは、配属先の方のTransportationにお世話になっていたけど、遂に独り立ちです!!本当は木曜日に同僚と行く予定だったけど、その前に片道10キロ走行が可能か試してみたくて、練習がてら行ってきました。

ランチをそのグループで食べたあとは、即行オフィスに戻りました。そして、打ち合わせでムジンバにくる予定の同期を待ち構える。その後、職場から近いGemstone(パワーストーン)の加工場に一緒に行きました。





☆チャリ通勤☆

滅茶苦茶しんどかった!!!!往路はほぼ8割が上り坂。そして、標高差により、とっても呼吸が苦しい。日本でだったらちょっと息が切れる程度だろうなって勾配でも、こちらでは自転車を降りたら、単にゼーハー言うだけでなく、呼吸が苦し過ぎて吐き気が・・・。

看護師の同期曰く、酸欠の症状だそうな。

気温はグングン上がり、体温もそれに伴って上昇。日焼け止めが落ち、流れゆく汗でつけ睫毛も外れ始め、もう、私、ドロドロでした()もちろん、きれいな高原の風景を楽しむ余裕は全然なかったわー。

地元ネタになるけど、たまに青森のジャスコで山田高校のマラソン特待生のケニアとかの学生がウロチョロしているのを思い出した。高地にいたら確実に心肺機能は強くなるよ!!

ちなみに、わがムジンバの標高は1460メートルです。高度が測れる時計を持っている先輩隊員さんから教えてもらいました。

往路の45分は地獄絵図だったけど、復路はその分下り坂なので楽々30分で家につきました。

めちゃ硬かったサドルにも、同期の助言でクッションを敷き、どうにか乗り切れたけど。筋力、持久力共に全然足りないので、これから週に2回の通勤で段々慣れればいいなぁ。そして、首都や大都市で食べたいものをたくさん食べたあとに貯まった体脂肪チャンが落ちることを願います!

たくさん食べて、たくさん動く!これ、大事ね!!



☆仕事☆

マラウィの伝統的な布、チテンジでハンドバッグやブックカバーを作っているグループを訪問。今月末マラウィ第二の大都市で行われるTrade Fairに出品すべく、数名のメンバーが、出来上がった商品のラッピングに勤しんでいました。

一方で別の棟では、市街地のお役所からエイズの専門家のお役人さんを呼んで、ワークショップを行なっていました。お題は、エイズ陽性者に対する「Community Based Home Care」すなわち、「在宅介護」についてです。講義は現地語で行われたから殆どわからないんだけど、英語の資料があったので、読んでみました。衰弱した人の入浴介助の方法(性器を洗うときは優しくとか、濡れたままにしないで早く体を拭く、など)と、コミュニティのそれぞれの種類の人たち(お役所、民族の長、親戚など)がどんな役割を果たせるかってのが書いてありました。参加者は、講師2名を合わせて全部で26名。私の訪問しているグループのメンバーばかりです。国民の10%以上が陽性っていうマラウィではよくありがちですが、講師含め、参加者のほとんどがHIV陽性とのこと。

ぱっと見は、私たちと何も変わらない健常者に見える。けど、いつ発症するかわからない爆弾を体に抱えて日々を過ごす彼らの胸中には、私が想像できない思いが詰まっているんだろうな。カメルーンにいた時から、陽性の方に会うと、いっつも切なくなります。

参加者は、お昼休みご飯を食べたあと早々とお部屋に戻って、講師が書いた内容を滅茶苦茶一生懸命写し取っています。その様子で、エイズが彼らの中で大きい問題なんだと改めて感じさせられましたが、実情は全然わからない。エイズとマラウィ人の関係、関わり方、もっと知りたいな。

1時間ほどワークショップを眺めた後、グループリーダーのLさんとTrade Fairの打ち合わせ、最近起こった出来事、これからの予定などを話しました。細かすぎるので、内容は割愛。ただ、彼女を見るといつも思い出す、母方の祖父の言葉。「一生懸命生きている人間は、ふとある時を境に、良いオーラが出てくるものだよ。それは、ほかの人たちとは全然違う威厳なんだよ」と。彼女にはそれがあります。周りを引っ張っていこうという意気込みと行動の素早さが他のマラウィ人と全然違う。受身では絶対に終わらない。

イギリスに30年間以上住んでいたことも少なからず影響していると思うけど。彼女の周囲のために一生懸命動く姿は、周囲の流れに流されてのほほんとしているのが大好きな私には良い刺激です。この2年間彼女の姿をしっかり眼に焼き付けて日本に戻ろうと思っています。





☆同期との再会☆

先月バイクの免許を取りに首都に上がったときに会ってるから全然久しぶりではないのだけど・・・同期の短期ボランティアの隊員が我ムジンバにやってきました!病院でTOYOTAの5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ、が大事ですよっていう)を広める活動をしている看護師の彼女。医療系隊員の打ち合わせがあるとのこと。妙にサバサバしているお姉さんです。過去理数科教師隊員としてガーナに2年間派遣されていました。その分、JICAに対する分析がするどく、アドバイスをもらうことが多々あり。そして、材料が少ないアフリカで、日本食を軽々とうまく作ってしまう!彼女に学ぶこと、多し!
7月上旬に帰国してしまうので、ムジンバに来るのはこれで最後。というわけで、ムジンバを案内することになりました。もちろん、案内するのはパワーストーンの加工場。いろんな種類のパワーストーンが採れるし、国から350万円もの加工機械を貰ったのに、全然活かすことが出来ていない。所謂、宝の持ち腐れというか、「ハコモノ援助」の行く末を如実に語っている場所です。先日同期のさくちゃんと行った際に、スタッフから「次回は機械を使って石を切るところを見せてあげるよ」と言われたので、お邪魔しちゃいました。

相変わらず「せっかくの資源が持ち腐れてもったいない」という感は拭えない。でも、沢山のパワーストーンちゃん達に囲まれて、私はテンションが浮き足立ってしまいました。





ほんと、今日は朝から夕方までやることがたくさんあってバタバタしました。でも、暇な時間をダラダラ過ごすより全然楽しい!やっぱり、私、体を動かして立ち回るのが好きなんだな~☆

Tuesday, May 15, 2012

メフロキン副作用アリポ!!

Alipo?
マラウィに来てからよく使うフレーズです。Alipo=ある、持ってる、という意味。

先日睡眠不足による具合悪さで死にかけました。写真は、こわごわ行なったマラリアのパッチテストです。
勿論、Negative,陰性でした!!!

体の抵抗力が落ちているときにマラリアを発症しやすくなるというので、ドキドキしながら指に針を刺し、右から2番目の穴にスポイトで吸い取った血を垂らします。その後、右の穴に特殊な液体を落とし込む。すると、15分後には写真のように結果が出てきます。陽性の時には、右側に線が出るみたいです。

いやー、ほんとマラリアだったらどうしようと恐怖だったよ。陰性だったのは、週に一回飲んでいる予防薬、メフロキンのおかげです。
1週間に一度、一錠を食後にコップ一杯以上のお水で流し込みます。
肝臓に負担がかかるらしく、当日はお酒を飲んではいけません。

これがまた、副作用強いんだよね!数週間でなくなると言われる副作用ですが、私は今もって続いています。
私の場合、気分が欝になり、めまいがし、眠くなります。体調によっては悪夢を見たり、吐き気がします。でも、週に一回だし、マラリアで苦しむよりは全然ましな症状なので、我慢して飲んでいます。

朧気な記憶だけど、確か1錠500円するらしい。安くはないね。高くもないけど。


とにかく副作用は否めないので、飲むのは休日と決めています。
大したことはないんだけど、次の日の活動内容とか、お酒が飲めないとか、メフロキンの御陰で地味に生活が振り回されるので、記録に残しておきます。

Thursday, May 10, 2012

5月8日:物価高騰に向けていそいそ準備!


昨日50%もの通貨切り下げが行われたので、物価があがることは容易に想像できる!

輸入品が50%上がった勢いで、「こんなんじゃ生活できるわけないだろ!」ってブチギレたマラウィ人たちが、お野菜なんかも値上げしてくるだろうっていう構図。

首都の量販店某G店では臨時休業して早速値上げ作業が行われた様子。

ムジンバではまだそんな様子はないけれど、全ては時間の問題。てなわけで、今日は同期のさくちゃんと一緒に街に一緒に買出しに行きました。

☆買ったもの☆

3キロ、ミルクパウダーひと袋、洗濯用洗剤500g2つ、食器用洗剤2本、ビスケット5箱、ボディソープ2本、トイレットペーパー10個、ピーナッツバター2つ、マヨネーズ大瓶1つ、など。



上司は、政府がある程度物価上昇を阻止するためのラインを設けるから大丈夫と楽観的。

それがまともに機能するとしても、あんたらの給料はどうなるのよ?!どうせ上がらないでしょ?!って突っ込みたかったけど、やめました。だって、ただでさえ買い物袋とパンパンになったリュックを抱えてお昼休みから戻った私を見る上司の視線が痛いんですもの・・・金持ちの白人はさすが買い物のスケールが違うぜって思ってるのかな。



お買い物のあとは、さくちゃんが初めて我が家に来ました~(n‘∀‘)η

実は、うちら御用達の大工さんが近所に住んでいるのですが、彼はテーブルと椅子と戸棚を作ってもらいたいとのことで、デザインの確認と値段の交渉のために我が家に来たのです。口頭でデザインを伝えようと思ってもまともに伝わる気がしないし、ちょうどよく我が家のテーブルと椅子みたいなのが欲しいということで、我が家にゲストとしてきたのです。通貨切り下げの翌日に早速行動に移すとは、彼もなかなかの守銭奴だよ()



同じ街に住んでるのに、せっかくの同期なのに、まだお家に招待していなかったので、やっとこさ~♫って感じでした(#^.^#)



自転車も頑丈そうなものが届き、一安心。短足の私は両足で立つと、足が微妙に地に付かないけど、がんばって乗りこなします!

二本松訓練所で付けてもらったあだ名ってことで、「ステファニー号」と命名式がしめやかに行われました。

買い物、まだまだ買いたいものがたくさんあるので、明日もいそいそ洗剤とボディーソープを追加購入しようと思います。

インフレに負けるな~!!!

Monday, May 7, 2012

健康の大切さ


ほんっと、この2,3日は健康の大切さを思い知らされました。要は、この2,3日具合が悪かったのだ。

金曜日にお酒をおごってもらったときに半分しかビールを飲めなかった辺りからおかしいなと思っていたんだけど・・・。その夜は、色々考え事をしていて殆ど眠れなかった。そして土曜日、朝9時から夕方5時まで家主のママに連れられて結婚式に参列。いくらなんでも寝不足の私にはストイックすぎたみたい。帰宅してからやけに疲れてるなと思いつつ、就寝。ほいで、日曜日。朝方日が昇りきる前に、体の様子がおかしい!ってことで目が覚めた。具合の悪さを誤魔化すために再度床についてみるものの、やはり具合が悪くて眠りは浅いまま✩

起床してみると、寒気・倦怠感・頭痛・関節痛・発熱など風邪の諸症状を網羅してるんですよね。特に吐き気がすごくて、自分に何が起こったのかわからなくなったよ、一瞬。でも、食べないと体力が落ちると思ったから、お茶漬けを流し込みました。そして、午前中は必死にお米を吐くか吐かないかの自分との戦いをしてた。

身悶えながらも、JICAからもらった健康ハンドブックを紐解く。・・・はい、このお土地柄、マラリアってのが心配事のひとつなのです。「予防薬を飲んでると、発症時の症状が和らぎ、風邪の諸症状みたいに出てきます」って内容の記載があり。「まーじーで~?!」と、一瞬背筋が凍りました。心細くなったので、先日マラリアの疑惑が持ち上がった同期の一人に電話。彼女からマラリアなのか怪しさをジャッジするタイミングなどを伝授されました。今の時点では、マラリアだか風邪なんだかわからないので、熱がもっと上がったら(平熱+2℃くらい)JICAからの検査キットで血液検査をしてみようぜってなりました。ほんとに、持つべきものは友だ!ありがと~!(ノ∀`)

お昼になっても、朝ごはんのお米は消化されていませんが、一応カロリーだけはとっておこうと思って、家主の甥っ子のSweenyくん23才(現在求職中、なんと、私と同じ畑であるRural Community Developmentの学校を出てる優しい男の子)にお粥を作ってもらいました。けど、4分の1を食したのみで終了、ち~ん。ちなみに、お粥というのはお米のお粥じゃありません。トウモロコシの粉を水に溶いたものですが、主食のSIMAを作るときよりも水の割合を増やしたものです。お砂糖を入れると美味しいの♫

昼食後も熱はじわじわ上がり、吐き気は収まらず、寒気は続くし、時間が経つのがこんない遅い週末は初めてでした。多分、10年に1度くらいのデカイ波だったと思う。せっかくの日曜日、本を読もうかな、映画を見ようかな、現地語の勉強をしようかな、それともひたすらに日向ぼっこかしら♫と、やりたいことが沢山あったはずなのに、ベッドの上で唸ってる自分が悲しすぎて、一人涙で枕を濡らしました。

夕刻になり、教会の集まりで一日忙しかった家主のママが様子を見に来てくれました。が、具合悪かったので早々と退散。夕飯をと思って、インスタントラーメンを大好きなお春菊チャンと卵で閉じ、中国の辛い調味料とお醤油で味付けしたものをつくるものの、半分しか食べれず終了、ち~ん。そうこうしてるうちに体温はまた上昇。友だちと決めた「平熱+2度」というラインを超えてることに気づき、ちょっと焦った。

そこで、マラリア簡易キットの出番なのです。針で血をだし、それを特殊液につけて15分後に結果がわかるものです。わかりやすく言うと、妊娠検査薬みたいな作り。「ついにこいつが登場か?!!」と自分で突っ込んでしまいました。というのも、臆病者な私は、以前JICAオフィスで針を指す練習を皆で行なったときに、自分で刺すことが出来ずに2回もあった練習で、刺すことなく誤魔化してきたから。だってほんと、痛いの嫌なんですもの・・・((((;゚Д゚))))

やだよ~!やだよ~!ってことで「うえーん」と半べそをかきつつ、中途半端な弱さで刺すもんだから、少量の血しか出ず、何度も何度も刺さなきゃいけないという蟻地獄に陥りました。ひえ~い゚(゚´Д`゚)゚何でこんなことをたった一人でやってるのよ!って一人ツッコミしながら悲しくなりました。。。

結果は幸運にも陰性だったので一安心だったけど、予防薬飲んでる人は、マラリアの数が血液中に少ないから簡易テストではわかりずらいこともあるっていう記載もあったので、もう逆にどうでも良くなりました。熱はまた上がっていたんだけど、「南無三!!!」と思って潔く寝ました。

朝起きてみると・・・体が軽かった~~~!!!うれし~~~~!!!体温も大分低くなってる~♫微熱レベルだ!!まだ頭痛は残るけど、波は超したらしい(#^.^#)マジで安心した瞬間でした。

夜中にたくさん寝汗をかいたのがよかったのかな~、とか考えていると、前日電話で話をした同期から親切にも電話が来ました。夜また熱が上がるかもしれないから気を抜くなと助言を頂く。というわけで、今日はオフィスにはいかずにひたすら安静にしています。本当は活動に行きたい場所があったけど、健康には代えられないよねってことで。

総括としては、今回の一件で、普段当たり前である健康であることが、いかにPricelessかって思い知らされた。具合が悪かったら、ほんとに何もできないし、精神的にも苦しくなる。そして、私が今いるのはアフリカ。どんな清潔さと衛生に気を使っていても、環境的に、いろんな生き物や菌がうろちょろしてるから、彼らとの距離感にうまく折り合いをつけて生きていかなきゃいけない。そのためには自分の基礎体力を下げないことがまず一番に求められる。考え事があって眠れなかったのは仕方のないこと(やむを得ぬ事情により)だけど、次の日の結婚式を午前中いっぱいで失礼してくるとか、もうちょっとやり方があったはずだよな、と。アフリカにいると自分の想像以上に体力を消耗してるものなので、自分の力量の見極めと、セーブすることに注力を注ぐことを忘れてはいけないと思います。

前回のアフリカ滞在のカメルーンの時は、4ヶ月という短い間だったから割と適当に過ごしててもどうにかなってたけど、今回は2年間という長期だから自分の健康管理をおざなりには出来ないので、十分すぎるほど気をつけようと思います。

通貨切り下げ

ずっとIMFなどから、通貨実質に合わせたレートに切り下げろよって言われていたマラウィですが、ついに本日5月7日に50%の切り下げをしました。
$=165Kwachaが、$=250Kwachaになりました。
私、通貨切り下げについて全然勉強したこともないし人生において殆どかすったこともないのでよくわからないけど・・・50%ってすごくない?

通貨切り下げによってドルに対する価値がグーンと下がったので、輸入品の値段がどんどん上がることと思います。物価上昇についてJICAがどれくらい機敏に動いてくれるのか、ちょっとドキドキ(◎-◎;)!!・・・というのも、毎月私たちボランティアに支払われる生活費の額に関わってくるから。単純に物価が50%上がるとしたら、その分生活費も上げてくれるのかしら。。。

3月に物価についての聞き取り調査を行なっていたので、ある程度あがることは見込まれるけど、どうなることやら・・・。

そして、物価は上がるけど、それに伴ってマラウィの人びとの給与はどうなるんだろうか・・・
この国のことだから、絶対俊敏な対策が取られない気がする・・・(;゚Д゚)!そうなると、本当にかわいそうだよ・・・きっと治安悪くなるよなぁ。そんなときのために新大統領は一体どんなプランを考えているのだろうか(^ω^)前評判が悪くない彼女に、ほんのちょっぴり期待✩
とりあえず、輸入品の値段が上がる前に、必要なものを買いだめしないといけないと思います。
首都に所用で上がる前に、地元で買えるものと言えば・・・
トイレットペーパー、電球、スナック菓子、自転車に刺す油、歯磨き粉・・・くらいかな??
本当はお醤油とインスタントラーメンも買い込みたいけど、大都市でしか手に入らないしな。

いやはやしかし、大統領が死んだり、通貨が大幅に切り下げられたりと、一国の変わり目の時期にいられる自分がラッキーだと思います。なんてったって、日本じゃ全然体験できないような出来事ばかりだからね~。

私、金融とか経済とかからっきし弱いので、今回の出来事を機に、数字について学べる良い機会だと思います。ちょっとは数字音痴から脱却できるかしら(#^.^#)

Saturday, May 5, 2012

ボトルストアデビュー

いえーい。マラウィでとうとうデビューしちゃいました!
先日、昼間にWater Departmentで働く男性二人に食事に誘われました。どうやら彼ら、私の前任者と友達だったらしく、そのよしみで私のことを誘ってくれたようです。
彼らとはほぼ初対面だったので、あんまり行きたくなかったけど、現地の人となるべく仲良くなっておいたほうがいいかなって思って、行ってみました。
Simaと牛肉のシチューを行きつけのレストランで食べ、おごってもらいました。その後、ボトルストア(立飲みバーみたいなところ)でビールをおごってもらいました。

✩感じたこと✩
①おごってくれる男性に初めて出会った!
マラウィにいたら、白人として見られるから、お金頂戴って言われる一方でした。受容しながらもちょっといやだなって思う日々。そんな中、ビールだけでなく食事代まで出してくれる男性に出会った!
いやはや、新鮮かつ久しぶりのこの感覚!やっぱ、男性の気前の良さ、大切だと思います(*´∀`*)

②お酒に弱くなってる自分
500mlのビールを奢ってもらったのに、半分しか飲めなかった・・・なぜ??
いつも服用しているマラリア予防薬メフロキンのせいなのかな。肝臓に負担がかかるみたいだから、そのせいなのかしら??
それか、高度が1400メートル位の場所にいるってのが問題なのかしら??
何本でも飲んでいいぞっていう気前の良さだったから、浴びるほど飲んでおけばよかったのに、MOTTAINAI...!!


任地では基本的に、お酒が嫌いな大家の手前、お酒で騒ぐことは皆無。家で一人でまったりしながらチビチビたまにやるくらいです。それはそれでとっても優雅なひとときなんだけど、おっさんくさい煤けた雰囲気の飲み屋で、くっだらない話をしながら享楽的なひとときを過ごす人間の一面を久しぶりに見れて、ちょっと安心した~(-^〇^-)私もこっち側の人間よ♫って密かに含み笑いをしてる自分がいました。

このバーでは、ムジンバの片田舎ではありえない沢山の輸入品のお酒が置いてあります。
思わずテンションが上がり、SMIRNOFFとマンゴー味のサイダーを買ってしまった~(゜∀。)
今週末はこの2本で晩酌しながら優雅なひとときを過ごそうと思います。

皆さん、良い週末を!
Nice Weekend!
Wikiendi Yiweme!

Friday, May 4, 2012

今日の活動

今日は、私の住むムジンバから10キロ離れたKazombaという村にある活動先に上司のShabaさんと行ってきました。
メインの目的としては、
1.今月末マラウィ最大の商業都市ブランタイヤで行われるトレードフェアに出品する商品の確認
2.JICA隊員連絡所で売った商品の売上を渡すこと(2800Kwacha、およそ1400円)
3.Group Savingの状況モニタリング
が挙げられます。

トレードフェアでは、マラウィの特産品を売るみたいで、かなりの稼ぎどきです。顧客は外国のお金持ちさんたちです。20人くらいの女性中心のこのグループは一生懸命この機会に向けて、チテンジ(マラウィの独特な布)でバッグやブックカバー、お花のブローチを作りました。商品の出来を見て、出来の悪いものは出品リストから外すという本気ぶりです。

私は、商品の価格設定のアイデアを提供しました。原価、これまでの価格、需要の程度などを鑑みて折り合いをつける、云々。。。

来週火曜日にJICAの自転車が届いたあと、週に2回ほど火曜予定ですが、今日は3週間ぶりにお邪魔しました。仕事面ではそこそこ実りがある日だったかもしれないけど、ちょっと自己嫌悪。
彼らは私が来る日を待ちわびていたのに、私、自分に余裕がなくて、細かな気遣いができなかった。

帰宅する頃自宅に犬がいないかとか、来週自転車が来たあと片道10キロをなるべく犬に遭遇せずにここまでこれるか、首都のリロングウェよりも遠いブランタイヤに初めて行くから緊張する・・・などなど、無駄な心配を神経質なほどにしてたの。

久しぶりに会う彼らに、心からのスマイルで挨拶できない自分がいました。
外面はいくらでも良く出来るけど、どこか上辺だけの立ち振る舞いって無意識化で伝わっちゃうよね。
彼らが一生懸命作った商品に対して、「綺麗だね」って第一声で発せなかった自分がいました。
なんで、このシンプルな言葉が出てこなかったのか、バカバカ。

一番大きな心配事は、基本的にあ9割のワンコたちは人間のパートナーとして仲良く共存しています。だから、そんなに心配しなくていい心配事なのに、やっぱり28年間苦手なものはそう簡単に拭えなくて、基本的にいつも犬のことが頭の片隅にあります。犬の問題が解決すればハッピーハッピーなのに・・・という問題ではなく、小さな問題に臆病になって気にしすぎる自分の短所が相変わらずだなって思い知らされたことで凹みました。

そして、二つ目の懸念事項は、チテンジ製品の行く末です。現在顧客の多くは外国人(JICA絡みの日本人がかなりな割合のようだ)で、特に販路の点では協力隊員とJICAのサポートがあって成り立ってると言っても過言ではありません。私としては、彼らと私たちの共通の目標である「本当の意味での自立=Self Sustainability」から今はとても遠い状態。それなのに、外国人がメインのトレードフェアでの販売を手伝っている自分、一瞬訳が分からなくなることがあります。
前任者が残していってくれたものから今後の方向を模索していこうと考えているので、今やってることは全然間違ってはいないんだけど、慣れないことばかりでいっぱいいっぱいになってしまった。長期的な視点と思考がストップしてしまったのですね(^^ゞ

グループを統率するリーダーの女性のカッコよさと積極性、グループの連帯感、彼らへの質問タイムの時に的確なアドバイスをくれる同僚、本来私の仕事かと思っていた分野の手助けをしてくれるアメリカ人のおじさま。彼らのいいところや私への恩恵を充分に噛み締められる視界の広さが欲しい。

きっとこの短所は、マラウィにいたって、日本にいたって同じこと。
自分中心の軸からもっと離れた成熟した大人にならないとなと改めて思いました。



・・・と、ふがいない自分への愚痴だけでは悲しすぎる日記になるので、一応今日のポジティブな学びを書き記しておきます。

✩このグループのGroup Savingのおもしろいところ✩
週に一回のミーティングに遅刻してきた人へのペナルティがあります!時間に滅茶苦茶ルーズなマラウィ人にしては珍しい!(笑)どんだけ機能してるのかわからないルールだけど(゜∀。)
ちょっとかわいいとこあるじゃん(*´∀`*)っていう(笑)

やむを得ない理由がある人は20Kwacha(10円)、なんとなく遅れちゃった人は50kwacha払います。毎週木曜日行われる少額貯金の集金では50kwacha皆が拠出するので、そこそこ大きな額かもしれません。
※ちなみに、法律で定められている最低時給は30.67Kwacha(15円)です。

ペナルティでたまったお金は、バッグ作りの際に使う針や、訪問者の食べ物代などの雑費になります。また、メンバーが病気になったり家族をなくして所得が減ったメンバーへの援助として使用されます。

ただ、どういったケースにいくら援助するのかって話が全然決められないまま、なんとなくな流れと雰囲気で毎回拠出金額が決められてるそうで、今日の集まりで不平が出てきました。


私が本件の解決をお手伝いすることになりました。これって、グループ内の人間関係や慣習がとっても関わってくるよね!?ちょっと面白そ~!色々見えてきそ~(#^.^#)ちょっと楽しみな活動だわ♫

Wednesday, May 2, 2012

エチオピアの難民:4月19日


この日、職場から目と鼻の先の我ムジンバの警察署に、エチオピアの難民が135名送られてきました。次の日自動二輪免許切り替えのため首都に上がる準備をしていた夜に、家主のおばちゃんが我が家に来て教えてくれました。

ここから30キロ離れたLuwawa Forest()で難民が見つかり、とりあえず管内の警察署に連れてこられたあと調べを受け、南部マラウィにあるDowaという街の難民キャンプに連れて行かれるそうです。家主のおばちゃんは、所属教会でその話を聞き、彼らのご飯(トウモロコシのそばがきみたいなSimaと煮豆)を作り、警察署にもっていきました。

皆暫くお風呂に入っていないのでとても臭かったそうです。そして、とても疲れていたらしく、ブランケット・マットレスがない地べたに横になっていたそうです。そして、喉が乾き、お腹がすいた彼らは、教会のメンバーのご飯にとても感謝していたそうです。ちなみに、135名のうちの1名は、病院に運ばれ酸素吸入が行われているとのこと。

そんな中、警察官は「おめーらあっちに座れ!」などと乱暴な言葉で彼らを捲し立てていたらしい。

「彼らに必要なことは、保護されることであって、怒鳴られることではない」ママはため息混じりに話しました。



私、この話を聞いて、「そういえば私はアフリカ大陸にきたんだ!」と、思い出しました。普段の生活は段々自分の中で当たり前のものになっていて、「アフリカ」という場所ではなく「2年間自分が住む空間と人々」という認識になっていたから。

どこかの国に紛争が起きていて、100名を超す集団が自分の国から逃げないといけない状況。そして、彼らを国境を越えて離れた土地に運び出す斡旋業者がいる(だろうと予想する)現実。私が住むマラウィは平和だけど、一方で命からがら逃げてきた沢山の人が同じ大陸にいる。



この姿が、私がアフリカに足を踏み入れた最初の第一歩だったはず。

飢餓に苦しんで数え切れないくらいの人々が飢えて死んでいった90年代初頭のエチオピアやソマリア。民族の違いで隣人に頭を割られて死んでいったルワンダの人びと。



争いの経緯は時代と共に変化しても、社会の底辺にいる弱者たち、すなわち「ふつうの人びと」が社会のひずみに追いやられて命の危険と隣合せな状況。今も昔も変わらないはずなのに、この4ヶ月間、肌で感じることが全然なかった。

私、マラウィで平和ボケしていたのかもしれない。

職場のトイレ


オフィスには、二つトイレがあります。一つが、建物の中にある水洗トイレ。もう一つが、30メートルほど離れた野外にあるボットントイレ。レンガの壁で床が土。そこに穴がひとつあるという極めてシンプルな作りです。私は普段は水洗トイレを使いますが、生理中の時は、使用済みのタンポンなどを穴にポイ捨てするために、ボットントイレを使います。

このトイレ、カメルーンにいたときからお世話になってはいたけど・・・中がどうなってるか二本松訓練所で話には聞いていたけど・・・

改めて穴の中を覗いてみると、・・・怖い!映画エクソシストよりも怖い!!!



100匹を超すクリーム色のウジが沢山蠢いてる!!!

動きとしては、トトロにでてくる真っ黒くろすけみたいな感じ!!

オシッコをしながら穴の中を覗いてみると、オシッコが当たった周辺の蛆虫たちがモゾモゾ・・・とうねっている!ちょっと黄色っぽい色がまた物珍しすぎて、背中に戦慄が走りました。



糞尿を分解して土に戻すという自然界には不可欠な役割をしているとはいえ・・・

気持ち悪すぎて、しばらくこのトイレは使えなくなりましたとさ!


最近の私

ネットの調子が悪く、久しくアップ出来てませんでしたので、最近の私がどんな状況か、近況報告を兼ねてツラツラと述べます。

✩これまでのお仕事✩
最近はCounter PartのNjikhoさんが出張で私は基本的に放置されてました。仕方ないから情報収集だけは勤しもうと思い、Mzimba県のSocio Economic Profileという本をひたすら読んでました。エイズ、教育、インフラなど、この県の概要がわかる本です。
あとは、うちのコミュニティ開発局の予算申請のため、同僚と一緒にデータを作りました。数値の根拠が全然わからないんだけど、どうやら金額の上限がありきで、一つ一つの項目を12で割って、小数点以下まで出ている細かい数字を提出してました。
予算といっても、プロジェクトごとの予算はありません。各自ドナーを見つけてくるか、自分で商売をしてお金作って元手にするかしてくださいっていう、かなり国は国民を突き放す姿が垣間見えます。
ここでいう予算というのは、コミュニティ開発局自身の活動経費です。例えば、文房具、電気代、バイクの燃料代、などなど。。。
我が家の近くのMAME MOTELにいろんな役所の人がコンピューターを持って集まり、その場でもともと作ってあったデータを完成させ、県の経済担当のえらい人に提出するという予定でした。
・・・が、みんな全然終わらないの('∀`)
わざわざ偉い人が来てくれたのに、わざわざホテルのデカイ部屋を用意したのに・・・うちの部署以外は到達点に全然達していなかった。一体(笑)
とにかく時間のマネジメントが散々で、時間が足りないってことで、同僚はほぼ現地語で予算を作成し、私がそれをPCに打ち込むって感じでした。
全てがギリギリ、もしくは予定よりオーバーな状態。でも、特に誰も責めないんだよね。でも、納期は守ったほうがいいと思うのだけど・・・ただ、時間がないないとかまけて、私に入力だけさせてもこの部署にはあまり貢献できないと思った。PCのスキルを上げて欲しいって上司に頼まれるけど、自分でやらずに私にまかせていたら覚えられるものも覚えられないよ。
今後は私は作成方法を教えるという裏方に徹し、彼らに頼まれてもOKしないようにします。


✩これからのお仕事✩
町から10キロ離れた村に、メインの活動先があります。
前の前の前任者さんから続いてきた農民グループです。マラウィの伝統的な布、チテンジでバッグを作って、主に外国人に売ってます。また、活動先の建物が道の駅になっており、パンをそこで焼いて売ったり、バナナワインを売ったりと、精力的に収入を生み出す活動を頑張っています。
得た利益は、孤児の学費や、お年寄りのお誕生日会(コミュニティ力強化のため)に当てられます。
私は、日本で船舶の予算作成などを行なってきた背景を踏まえ、団体のコスト管理や会計を教える感じになりそうです。
アメリカのピースコープ(日本でいうJICAみたいな機関)の、同じ街に住むボランティアのおじいちゃんも一人そこで働いています。
活動にはバイクが必要って要請がJICAから出ていましたが、先日首都で行われたバイクの訓練で、とてもじゃないけどでかいバイクを凸凹道で乗りこなせそうにないので、目下JICAから自転車を借りることになりました。週に2回程度、往復20キロを自転車で走る予定です。

あとは、街中の農民グループ(5,6くらいある)を訪ねます。グループで少額貯金をしているので、私がNjikhoさんと一緒に行ってアシストをします。
私の役目としては、「何でもいいから知識を役立てる」ってことを言われてます。何がなんだか全然わからないので、とりあえず集まりに参加して、グループの女性たちとお友達になって色々話を聞くことからはじめようと思ってます。

ちなみに、いくつかあるグループのうちのイスラムグループに私は興味があります。
ムジンバは9割がキリスト教です。残りのちょっとが昔から古くあるアミニズムとイスラム教の人たちです。ムスリムのグループは昨年末Njikhoさんのところに、家庭内暴力で困っているんだと助けを求めに来ました。Women's Empoermentのために、私たちは少額貯金、収入創出活動、そして家庭内暴力から身を守るための話し合いをする予定です。

村落開発普及員というお仕事上、やるべきことを見つけるのにはとても時間がかかります。1年間は農民の女性たちのお茶飲み友達として、様子見期間を設けます。残りの1年間で色々できれば御の字かと✩

それまでは、自分の引き出しを増やすために、会計、マネジメント、現地語の勉強をし、本の虫になって読書に励もうと思います!!

✩仕事以外の時間✩
相変わらず、一日2回の入浴は続けています。癒しの瞬間です。
あとは、JICAオフィスで借りた本、前任者が残していった本を読みまくってます。
最近は、マーケティング、節約生活の勧め、山崎豊子の不毛地帯、などを読んでます。
不毛地帯では、日本の商社マンがいかにギスギスした中で働いているかがわかります。この職種、前職で関わったことがありますが、いまいち何をしているかわからなかったので、世の中の勉強としてもとても役に立っています。


そして、世界遺産シリーズの動画を見ながらご飯を食べます。今日は、イスタンブールの街並みを見ながら朝にフレンチトーストを食べました。
滅茶苦茶に忙しかった社会人生活に比べ、今はとってもゆったりした時間が流れています。癒やしたっぷりです。
休日は日本から持っていった映画を見てます。特にお気に入りは、黒澤明監督、ナタリー・ポートマンなどです。
黒澤監督の映画は、二本松訓練所で初めて見ましたが、人の描写の仕方がえぐいくらい的を得ている。世界の黒澤って言われる所以がわかります。
また、ナタリー・ポートマンは立ち振る舞いに美しさと威厳が溢れていて、とっても尊敬しちゃうオーラを放っています。人生を真摯に生きてる人に現れるオーラがプンプンでています。


✩猫のニャン吉君✩
3日前に天に召されました。ネズミを納戸で捕まえようとしていたら、いろんなものに引っ絡まってたら、棚の上にある電気コンロ二つが落下し、頭にぶつかって、死んでしまいました。毎日私が帰宅すると、ニャオーンと駆け寄って足元にまとわりつく彼がいなくて本当に寂しいです。
即死だったそうで、痛みを感じずに死んだのが救いだわ~。
でも、本当に寂しいよ~(´;ω;`)

ていうか、1匹目のニャン吉は近所の友人にもらわれていき、2匹目は事故で死亡。2匹連続で私のもとから離れていくだなんてどういうことなんだろうか。何かのメッセージが含まれているのかしら。家主のおばちゃんが、3匹目の猫を探すって言ってるけど、果たしてどうなることやら。


✩お犬問題✩
やっぱ相変わらず怖いです。でも、家の周りにいるわんこは、私に敵意がなく、ただ遊びたいだけなので、少し最近安心しています。赴任半年目の、8月くらいまでに慣れればいいかなって思ってる。ニャンが居なくなった分、ワンコと仲良くなれたらなと思う。



✩私の目的について✩
わたし、アフリカに舞い戻ってきた理由としては、二つあります。
一つ目が、30才になったときに自分の得意分野と言える領域を作りたかったこと。
二つ目が、親切であったかいアフリカ人から人間として色々学ぶこと。

マラウィの人々は親切で面倒見が良く、色々助けられていることが多いです。
嫌だなと思う面もたくさんあるけど、残りの1年8ヶ月でいろんな面を見て学べたらと思う。

以上、最近の私でした。