ネットの調子が悪く、久しくアップ出来てませんでしたので、最近の私がどんな状況か、近況報告を兼ねてツラツラと述べます。
✩これまでのお仕事✩
最近はCounter PartのNjikhoさんが出張で私は基本的に放置されてました。仕方ないから情報収集だけは勤しもうと思い、Mzimba県のSocio Economic Profileという本をひたすら読んでました。エイズ、教育、インフラなど、この県の概要がわかる本です。
あとは、うちのコミュニティ開発局の予算申請のため、同僚と一緒にデータを作りました。数値の根拠が全然わからないんだけど、どうやら金額の上限がありきで、一つ一つの項目を12で割って、小数点以下まで出ている細かい数字を提出してました。
予算といっても、プロジェクトごとの予算はありません。各自ドナーを見つけてくるか、自分で商売をしてお金作って元手にするかしてくださいっていう、かなり国は国民を突き放す姿が垣間見えます。
ここでいう予算というのは、コミュニティ開発局自身の活動経費です。例えば、文房具、電気代、バイクの燃料代、などなど。。。
我が家の近くのMAME MOTELにいろんな役所の人がコンピューターを持って集まり、その場でもともと作ってあったデータを完成させ、県の経済担当のえらい人に提出するという予定でした。
・・・が、みんな全然終わらないの('∀`)
わざわざ偉い人が来てくれたのに、わざわざホテルのデカイ部屋を用意したのに・・・うちの部署以外は到達点に全然達していなかった。一体(笑)
とにかく時間のマネジメントが散々で、時間が足りないってことで、同僚はほぼ現地語で予算を作成し、私がそれをPCに打ち込むって感じでした。
全てがギリギリ、もしくは予定よりオーバーな状態。でも、特に誰も責めないんだよね。でも、納期は守ったほうがいいと思うのだけど・・・ただ、時間がないないとかまけて、私に入力だけさせてもこの部署にはあまり貢献できないと思った。PCのスキルを上げて欲しいって上司に頼まれるけど、自分でやらずに私にまかせていたら覚えられるものも覚えられないよ。
今後は私は作成方法を教えるという裏方に徹し、彼らに頼まれてもOKしないようにします。
✩これからのお仕事✩
町から10キロ離れた村に、メインの活動先があります。
前の前の前任者さんから続いてきた農民グループです。マラウィの伝統的な布、チテンジでバッグを作って、主に外国人に売ってます。また、活動先の建物が道の駅になっており、パンをそこで焼いて売ったり、バナナワインを売ったりと、精力的に収入を生み出す活動を頑張っています。
得た利益は、孤児の学費や、お年寄りのお誕生日会(コミュニティ力強化のため)に当てられます。
私は、日本で船舶の予算作成などを行なってきた背景を踏まえ、団体のコスト管理や会計を教える感じになりそうです。
アメリカのピースコープ(日本でいうJICAみたいな機関)の、同じ街に住むボランティアのおじいちゃんも一人そこで働いています。
活動にはバイクが必要って要請がJICAから出ていましたが、先日首都で行われたバイクの訓練で、とてもじゃないけどでかいバイクを凸凹道で乗りこなせそうにないので、目下JICAから自転車を借りることになりました。週に2回程度、往復20キロを自転車で走る予定です。
あとは、街中の農民グループ(5,6くらいある)を訪ねます。グループで少額貯金をしているので、私がNjikhoさんと一緒に行ってアシストをします。
私の役目としては、「何でもいいから知識を役立てる」ってことを言われてます。何がなんだか全然わからないので、とりあえず集まりに参加して、グループの女性たちとお友達になって色々話を聞くことからはじめようと思ってます。
ちなみに、いくつかあるグループのうちのイスラムグループに私は興味があります。
ムジンバは9割がキリスト教です。残りのちょっとが昔から古くあるアミニズムとイスラム教の人たちです。ムスリムのグループは昨年末Njikhoさんのところに、家庭内暴力で困っているんだと助けを求めに来ました。Women's Empoermentのために、私たちは少額貯金、収入創出活動、そして家庭内暴力から身を守るための話し合いをする予定です。
村落開発普及員というお仕事上、やるべきことを見つけるのにはとても時間がかかります。1年間は農民の女性たちのお茶飲み友達として、様子見期間を設けます。残りの1年間で色々できれば御の字かと✩
それまでは、自分の引き出しを増やすために、会計、マネジメント、現地語の勉強をし、本の虫になって読書に励もうと思います!!
✩仕事以外の時間✩
相変わらず、一日2回の入浴は続けています。癒しの瞬間です。
あとは、JICAオフィスで借りた本、前任者が残していった本を読みまくってます。
最近は、マーケティング、節約生活の勧め、山崎豊子の不毛地帯、などを読んでます。
不毛地帯では、日本の商社マンがいかにギスギスした中で働いているかがわかります。この職種、前職で関わったことがありますが、いまいち何をしているかわからなかったので、世の中の勉強としてもとても役に立っています。
そして、世界遺産シリーズの動画を見ながらご飯を食べます。今日は、イスタンブールの街並みを見ながら朝にフレンチトーストを食べました。
滅茶苦茶に忙しかった社会人生活に比べ、今はとってもゆったりした時間が流れています。癒やしたっぷりです。
休日は日本から持っていった映画を見てます。特にお気に入りは、黒澤明監督、ナタリー・ポートマンなどです。
黒澤監督の映画は、二本松訓練所で初めて見ましたが、人の描写の仕方がえぐいくらい的を得ている。世界の黒澤って言われる所以がわかります。
また、ナタリー・ポートマンは立ち振る舞いに美しさと威厳が溢れていて、とっても尊敬しちゃうオーラを放っています。人生を真摯に生きてる人に現れるオーラがプンプンでています。
✩猫のニャン吉君✩
3日前に天に召されました。ネズミを納戸で捕まえようとしていたら、いろんなものに引っ絡まってたら、棚の上にある電気コンロ二つが落下し、頭にぶつかって、死んでしまいました。毎日私が帰宅すると、ニャオーンと駆け寄って足元にまとわりつく彼がいなくて本当に寂しいです。
即死だったそうで、痛みを感じずに死んだのが救いだわ~。
でも、本当に寂しいよ~(´;ω;`)
ていうか、1匹目のニャン吉は近所の友人にもらわれていき、2匹目は事故で死亡。2匹連続で私のもとから離れていくだなんてどういうことなんだろうか。何かのメッセージが含まれているのかしら。家主のおばちゃんが、3匹目の猫を探すって言ってるけど、果たしてどうなることやら。
✩お犬問題✩
やっぱ相変わらず怖いです。でも、家の周りにいるわんこは、私に敵意がなく、ただ遊びたいだけなので、少し最近安心しています。赴任半年目の、8月くらいまでに慣れればいいかなって思ってる。ニャンが居なくなった分、ワンコと仲良くなれたらなと思う。
✩私の目的について✩
わたし、アフリカに舞い戻ってきた理由としては、二つあります。
一つ目が、30才になったときに自分の得意分野と言える領域を作りたかったこと。
二つ目が、親切であったかいアフリカ人から人間として色々学ぶこと。
マラウィの人々は親切で面倒見が良く、色々助けられていることが多いです。
嫌だなと思う面もたくさんあるけど、残りの1年8ヶ月でいろんな面を見て学べたらと思う。
以上、最近の私でした。