Tuesday, October 29, 2013

パワードリンク教室:パパイヤ編

しばらくブログの更新が滞おっていましたが、皆さんお元気ですか?
マラウィは、暑いです。夏です。帽子なしで歩き回るとちょっとした日射病になってしまいます。
というわけで、日頃の活動、及び友人の活動視察など、動き回るので精一杯で、ブログを更新する気力も体力もなくなったのです・・・
はい、夏バテです(^^ゞ


先日、Chintecheに住む同期のKちゃんの活動を見てきました。
HIV AIDS Support Groupと一緒に、パワードリンクを作る活動でした。
栄養と雇用創出活動のためです。

材料:パパイヤ、しょうが、にんにく、お砂糖(パパイヤの甘さが足りなければ)
作り方:材料を潰して、同量のお湯で似て、濾す、以上!とってもシンプル!!!

※パパイヤの代わりに、パイナップル、グアバ、マンゴーなど、季節のフルーツはなんでも使えます。

いい加減、布ナプキンばっかりで、クサクサしてきたので、私もちょっとマネさせてください~っていうことで、我が任地ムジンバで、昨日ムスリムグループと一緒にパワードリンク作りをしました。

午前中は、家のキッチンの排水管から水がダダ漏れるという事件が発生したので、午前中いっぱい、修理部品を街に買いに行った修理屋さんを待っていました。
壁をぶっ壊し、新しいパイプの部品を付け替えたあとは、修理代をちょっと大目に払い、修理中に試作したジュースを飲んでもらいました。

反応は、好評!
暑い今の季節、ジンジャーはやっぱり爽やかで、いいよね!
その後、家主が作ってくれたご飯が出来るのを待ちながら、前日に作成した、「パパイヤとジンジャーとにんにくの栄養」についての資料の現地語訳を彼にお願いしました。
ムスリムグループの皆さんは、ほのぼのしている割に、グループとしてしっかり機能していて、向学心旺盛な方が多いので、私は基本的にいつでも彼らと一緒に活動したいと思っていました。
どっこい、英語のできるメンバーがひとりもいないので、意思疎通に問題が生じてしまいます。
今回は特別にオフィスの秘書の方を連れて行ってもいいと同僚から指示があったので、彼女に通訳をお願いするってことになりました。

そのための資料を早めにオフィスに行って作ることができなかったため、土壇場で修理屋さんにお願いしたら、快くOkしてくれたのです。

そこですごく印象的だったこと。
前から思っていたけど、「マラウィ人は、目に見えないことを想像するのが難しい」なって。

パパイヤの効用で、「肝臓の毒素を排出する」っていうのを現地語訳に出来ず、戸惑っていました。毒素っていうのが、実際に見たことがないので想像するのが難しいのです。
「血中コレステロール」もしかり。血中の脂肪、と簡単に説明したのですが、「血が太るっていうことは血管が太くなるってことか?」と解釈しちゃったみたい。
仕方がないから「血液がとっても健康になります」ってごまかしました。

もともと2時開始の予定のところ、2時半に到着。
皆さん、準備してもらうようにお願いした調理器具、材料をきちんともってきてくれました。
材料のパパイヤ、にんにくについては、お願いした量の2倍以上を持ってきてくれたので、そのモチベーションの高さに、本当にうれしくなりました。


パパイヤを切るおばちゃま方。

 
活動先のあるモスク。


モスクのそばの日陰の集い場。



パパイヤを潰すおばちゃま。
 
 
パパイヤとしょうがとにんにくのジュースと果実をわけるおばちゃまたち。


濾したあとは、冷めるまで待つので、それまでの時間、栄養について話しました。
要は、とっても体にいいので、病人と子供にたくさん飲んでもらうべし!ってことでした。
パパイヤ、しょうが、にんにくの栄養をネットで調べると、デトックス効果だったり、心臓発作防止だったり、本当にすごいたくさん効用があってびっくり!
やっぱり、マラウィのおばちゃまたちもびっくりしていました。

私がこのグループに足を運ばなければ、彼女たちにとって、にんにくとしょうがは、たまに市場においてる珍しい野菜、でしかなかったわけで。
私がしたことは、栄養素をネットから引っ張ってくるだけで、全然難しくないけど、やっぱり「先進国のボランティアが入り込むことの利点」って、こういうことなんだな~って、感じました。

 
 
 出来上がったジュースをもらいに行くおばちゃまたち。


皆様、美味しい美味しい!って喜んで飲んでくれました。
パワードリンク講座は、大成功でした。
活動を見せてくれたKちゃん、本当にありがとうね!!!

そして、やっぱりムスリムグループのおばちゃまたちと一緒の仕事、やりやすいな~!
言葉の問題はあるけど、もういっかいくらい一緒に何かやってから帰国したいな~( ̄▽ ̄)